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UPDATE|2024/03/29

若者の暴走はなぜ起こる?EXIT・兼近大樹「今は怒ってくれる人がいない」

(C)Abema TV, Inc.

ニュース番組『ABEMA Prime』が平日夜9時より「ABEMA NEWSチャンネル」にて生放送されている。28日(木)夜9時からの放送では、神戸大学の学生サークルが旅館で起こした迷惑行為への様々な意見について考えた。

【写真】ガラシャツがお洒落なりんたろー。、ほか番組カット【5点】

番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹は「自分の存在証明をするような気持ち悪いノリが、学生の中にあったんだと思う。やってしまったことはきちんと反省すべき」とした上で、「今は知らないオッサンが怒鳴り込んでくるような時代じゃない。怒ってくれる人がいないから、暴走しすぎてしまう若者が増えたのでは?」と指摘。

続けて、「今の時代に、悪ノリをちゃんと注意してくれるのは、インターネットしかないと思う。だから、『このノリって面白くないんだ』と気づける人もいるはず。そして、彼らが反省したのであれば、ネットの人たちは説教をやめて、支える側に立場を変えて欲しい。追い詰めすぎて居場所をなくしたり、『人生どうでもいい』と投げやりになる人を生んではいけないと思う」と持論を展開した。

相方のりんたろー。は「迷惑なことはしちゃいけないは大前提だけど、仲間内で今となっては何が面白いか分からないことを、昔に経験してきた人も多いはず。一発退場を求めるのではなく、時にはイエローカードとする寛容さがあっても良いと思う」とコメントした。

また、番組では「戦争反対」などの発信が“政治的”とされ、批判の的になる現状について考えた。

兼近は「日本では自分の意見を言わなくても、どうにかなっているように見える。『どうせ自分が声をあげても変わらない』と諦めている人が多い。冷笑文化もあって、『意識が高い人なんだね(笑)』という視線を送る人もいる」と指摘。

また、お笑い芸人がニュース番組に出演することについて、「僕のコメントに対して、『この兼近の意見は気に入らないけど、これは納得できる』であって欲しい。切り取られた意見だけを見て、『兼近は敵だ』と思って欲しくない」と語った。

りんたろー。は「オファーしてくれた以上は、僕たちが出たからこそ届く人がいると信じている。ただ、『あれだけニュースを語っているのに、チャラ男なワケないじゃん』と思われているのか、『PON!PON!』な漫才はウケなくなった(笑)。僕たちもいろんなことを経験しながら変化しているし、僕たちを見る人たちの目も変わる。これって自然なことであって、その中で僕らが1番ウケる形を追求するしかない」と話した。

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