──橘冬美と大幡さん自身で共通する部分はありますか?大幡 私は優等生でもないし、みんなをまとめるタイプじゃないので、あまり共通点はないかもしれません……。ただ、今年の3月まで放映していたドラマ『ホームルーム』(MBS)で演じたのも生徒会長役だったので、真面目なキャラクターに見えるんですかね(笑)。
──今回のドラマのために、13年ぶりにショートカットにしてニュースにもなりましたが、自分で髪を短くしようと決めたんですか?大幡 ドラマのお話をいただいたときに、髪を切るかもしれないとは聞いていたんです。それで警察学校に通っている女性はどんな髪型をしているんだろうと調べたら、入学時に髪を切ると書いてあって。自分でもこのくらいに切ろうと決めていました。
──嫌じゃなかったんですか?大幡 ずっと髪の毛が長かったので、いつか切りたいなという気持ちもあって、ショートカットにすることには前向きでした。自分が変われる良いチャンスをいただきました。ただ似合うかどうか不安もありました。髪を切るときに、自分でもハサミを入れたんですけど、悪いことをしているようなドキドキ感があって、ずっと「どうしようどうしよう」って(笑)。実際に切った時は「あーー!」って叫んでました……。
──どうして13年間も髪を伸ばしていたんですか?大幡 実は、小学2年生のときはベリーショートだったんです。七五三が終わったタイミングで、すごく髪が長かったので、両親に「切ったほうがいいんじゃない?」と言われて切りました。自分の意志でベリーショートにした訳ではなかったのでトラウマになったというか(笑)。
──『未満警察 ミッドナイトランナー』でW主演を務めるお二人の印象はいかがでしたか?大幡 中島健人さんはすごく細かいことに気づいてくださるんです。初顔合わせでは、まだ私の髪は長かったんですけど、ショートカットにしたときはネットのニュースも見ていただいたみたいで、「バッサリいったね。すごく似合ってる」と声をかけてくださいました。リハーサルなどでも気遣いが伝わってきて、緊張していると優しい言葉をかけてくださるんです。平野紫耀さんはムードメーカー的な存在で、ピリっとしたシーンでも、みんなを笑わせてリラックスさせてくれます。お二人のおかげで、すごくワイワイした現場になっています。
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▽大幡しえり(おおはた・しえり)
1998年11月5日生まれ。埼玉県出身。2017年に映画『ひるなかの流星』で女優デビュー。2018年には『仮面ライダージオウ』のヒロインに抜擢された。その後も話題作に出演するなど注目を集めている。『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ)では警察学校の学生・橘冬美を演じる。