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UPDATE|2021/01/30

『水ダウ』スパイ事件で深まった絆・豆柴の大群「テレビには映らなかった大切な『仲間の存在』」

豆柴の大群(左からカエデフェニックス、ナオ・オブ・ナオ、アイカ・ザ・スパイ、ミユキエンジェル、ハナエモンスター)

豆柴の大群は人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の企画内で誕生したグループだ。稀代のヒール、安田大サーカス・クロちゃんの存在もあって瞬く間にその名は全国区となったものの、番組に出なくなってからの動向については熱心なファン以外にさほど知られていないはずだ。コロナ禍においてライブ活動がままならないなど苦労も絶えなかったというが、それでも5人は着実に腕を磨いていた。知られざる“番組後”の姿に迫る──!!
(4回連載の2回目)

【写真】ビジュアルもグッと洗練されてきた豆柴の大群、メンバーのソロ撮り下ろしカット【13点】

■テレビには映らなかった大切な『仲間の存在』

 アイドルグループは基本的にオーディションによる寄せ集め集団である。育った環境も価値観も違う赤の他人が、どのようにして結束力を高めていったのか?

ハナエ やっぱり大きかったのはアイカのスパイ事件でしょうね。あの一件があったあと、すぐ5人で話し合ったんです。「やっぱりこの5人がいいよね」って。その場面はオンエアされなかったんですけど。

ナオ アイカに対して「スパイ行為なんて卑怯な真似を……」という気持ちは一切なかったです。あれが他の子だったとしても、やっぱり同じようにしていたと思いますし。むしろアイカはかわいそうだなというのが共通の意見でしたね。

ハナエ それでも最初はメンバーの見ている方向が違う部分があったと思うんですよ。だけど私たちは出るたびに容赦なく叩かれたから、そこで「なにくそ!」って絆を深めていった部分は大きいと思います。

ミユキ 最初は「スパイ行為をさせるクロちゃん憎し!」でまとまり、次に「バッシングする人たちを見返してやる!」とまとまった。そう考えると、豆柴の大群って復讐をベースにしたグループですね(笑)。

ハナエ 私はこのグループに入る前、WACKの研究生だったんです。ただ研究生ってデビューを目指す立場だから、どうしても「仲間」というよりは「ライバル」という意識の方が先にくるんですね。だから周りのメンバーと協力して上を目指すというのが今は新鮮。前は周りの子が褒められたら、それだけで悔しかったんです。先に昇格されちゃうんじゃないかって焦りますからね。だけど今は周りのメンバーが褒められると誇らしい気持ち。本当の意味で仲間ができたんだなと思います。

カエデ 今は生活の中心が豆柴の大群なんです。だから何をするときでも常に豆柴のことが頭にある状態。ある意味、この5人は家族よりも近い存在かもしれません。

ナオ コロナでライブこそできなかったけど、その代わりアルバムを作ったり、練習したりと忙しくしていたんです。私たちは振り付けも自分たちで考えているから、そこでも時間がかなり必要になりますし。

アイカ 家にいるときもリモートのお仕事が結構入っていたし、なんだかもうずっと一緒にいる気がする。まだ結成して1年というのが逆に信じられないくらいです。

【続けて読む】豆柴メンバー全員が初取材で大号泣!?

▽豆柴の大群 Major 1st Album『まめジャー!』
CD盤:3,410円、初回生産限定盤:10,666円、DVD盤:5,500円、キッズ盤:2,000円
発売中
AUTHOR

小野田 衛


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