ビッグダディの三女で、女子プロレス団体・スターダムのチャンピオン、林下詩美。昨年11月に『女子プロレス界のアイコン』こと岩谷麻優を撃破して、ワールド・オブ・スターダムのベルトを巻き、頂点に立った。3月3日(水)に日本武道館で10周年記念大会を控える今、チャンピオンとしての心境、そしてビッグダディの三女として注目されることについて、本音を語ってもらった。
【写真】リングで闘志を剥き出しにする林下詩美3月3日(水)、女子プロレス団体・スターダムが日本武道館で10周年記念大会『ALLSTAR DREAM CINDERELLA』を開催する。
格闘技の殿堂と呼ばれる日本武道館では、数多くのプロレス興行が行なわれてきたが女子プロレスのビッグマッチが敢行されるのは令和になってからはこれが初のこと。ここ数年、じわじわと人気と注目度をアップさせてきた女子プロレスがイッキにジャンプアップするきっかけとなる可能性は大きく、のちのち「歴史の転換点」として語り継がれていくことになる一夜となりそうだ。
現在、スターダムの最高峰である『ワールド・オブ・スターダム』の赤いベルトを保持しているのは林下詩美だ。
そういってもピンとこないかもしれないが「あのビッグダディの三女」と言えば、誰もが知っている存在だろう。地上波のゴールデンタイムでおなじみだった娘が、いまやチャンピオンとして日本武道館のリングに立とうとしているのだ。
「ものごころついたときからテレビカメラに撮られているという特殊な環境で育ってきたので『人に見られる』ということにはある程度、慣れていたかもしれないですね。デビュー戦もまったく緊張しなかったんですよ。むしろ『私がプロレスラーになる瞬間を楽しもう!』と思っていたぐらいだったので」