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UPDATE|2021/08/22

衝撃展開にSNS上で話題『准教授・高槻彰良の推察』、作中に登場した「民俗学」を考える

東海テレビ・フジ系「准教授・高槻彰良の推察」 高槻彰良(伊野尾慧)


最後に、これまでのリリースで高槻役の伊野尾が長台詞の他、セリフと違う言葉を黒板に書きながら芝居をするという荒業が、ファンの間でも話題になっているようなので、筆者が撮影現場で目撃したその場面を詳述することにしよう。

それは第2話で登場した高槻の研究室でのシーン。台本で13行、300字を越える台詞を、まるで講義をするかのようにスラスラと話すだけでも大変なのに、台詞の中にある単語とは言え、台詞とは違うタイミングで話のポイントとなる単語を書いていく。「現象」や「解釈」といった漢字を正しい書き順で、しかも、チョークの色を最初の白から、途中で赤に持ち変えて書くというのは相当難しい。伊野尾はリハーサルで「台詞のタイミングで書き出すと、台詞がもったりしちゃうから、少し早めから書き出さないと」と悟ると、撮影の合い間に練習を重ねた。すると、チョークが減り過ぎてしまい、伊野尾の「もっと練習させてください」の一言にスタッフが慌てて別室へ取りに行く一幕も。

それを見ていた神宮寺に伊野尾が「これ、想像以上に難しいから。尚哉~、俺の代わりに書いてくれよ~」と可愛く懇願。尚哉としては何もできない神宮寺に伊野尾が「助手が全然喋ってくれないから、せめて板書ぐらいして欲しい(笑)!」と言うと、現場は笑いに包まれた。自らを追い込みつつも、緊張感を与えないよう周囲に気を配る伊野尾。その初座長の背中を、いま神宮寺は必死に追っているように見えた。

伊野尾と神宮寺の距離が近づく毎に、高槻と尚哉のバディ感も増して行く! 第4話「白い服の幽霊の怪」は今週土曜8月28日23時40分から東海テレビ・フジテレビ系で放送。惜しくも第3話「鬼伝説の怪」を見逃した方、もう一度見たい方はFODをチェック!


◆第4話あらすじ(8月28日放送)
「私、幽霊を見た事があるんです」高槻(伊野尾慧)のもとを訪ねてきたのは女優の藤谷更紗
(市川由衣)だった。かつて一世を風靡し、今は幽霊が見える『霊感女優』として再ブレイク中の更紗は、主演映画の撮影現場で起きている怪異現象を調べてほしいという。しかしマネージャーの
宮原(馬渕英里何)は何故か苦い顔を浮かべる。一方、尚哉(神宮寺勇太)は耳の不調で病院を訪れていた。中耳炎と診断され治療を受ける尚哉。帰宅すると嘘を見抜く能力が消え去っていて…。不安を抱えたまま始まった調査。高槻は瑠衣子(岡田結実)、難波(須賀健太)らと聞きこみを始めるが…。

【あわせて読む】ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』第1話見逃し配信が東海テレビ歴代1位の再生回数を記録

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