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UPDATE|2021/11/30

北海道から博多の顔へ、HKT48のセンター運上弘菜が語る故郷「地元は秘境、同級生は3人だけで…」

HKT48 運上弘菜 撮影/佐賀章広



「はい、秘境です(笑)。小学校のとき、同級生が3人しかいなかったんですよ。全校生徒が24人。それが当たり前だと思っていたから、テレビで学園ドラマを見ても『あぁ、これは作り物のお話しなんだな』って思っていました。1クラス40人とかありえないじゃないですか、私の育った環境では」

九州を本拠地とするHKT48で活動している彼女だが、じつは北海道の出身。それも大きな街に出るには電車に2時間以上、揺られなくてはたどりつけない、という地域。たしかに1クラス3人というのは衝撃的だし、1クラスしかないから「3年B組金八先生」の“B組”の意味がわからない、という状況。「子供のころ、運動会で1等になった!と喜んでいましたけど、いまになって思えば3人しかいないので、たいしたことじゃなかったですね」と笑う運上弘菜だが、笑っていられないような状況が襲いかかる。

「結局、小学3年生のときに閉校になることが決まって。それからは隣の町にある小学校にスクールバスで通うことになりました。それでも、やっぱり1学年1クラスしかなくて、全体でも100人ぐらいだったと思います」

母校が閉校になってしまった、という話はよく耳にするが、実際に通っている最中に小学校がなくなってしまった、という経験談を聴くのはかなりレアケース。なるほど、故郷を秘境と呼ぶ理由もわかってきたような気がする。

AUTHOR

小島 和宏


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