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UPDATE|2022/02/10

ドラマ『おいハンサム!!』MEGUMI、伊藤家は「家族というチームで大海原を進んでいる」

伊藤千鶴(MEGUMI)


――夫・源太郎役の吉田鋼太郎さんの印象は?

MEGUMI 鋼太郎さんとは『おっさんずラブ-in the sky-』(テレビ朝日系)以来、約2年ぶりの共演です。前回はアドリブを巧みに盛り込んでいらしたのですが、今回演出の山口さんはご自分の頭の中のものをそのまま具現化したいタイプの監督。加えて「振り切り過ぎないで、でもちゃんと心情を伝えて欲しい」と高度なリクエストもあるので、お互い苦戦していますね。

この作品では“人生の格言”のような長台詞が急に出てくるのですが、それをストレートに言わずにいろんなオブラートに包んで伝えていくというものすごく高度な言葉の表現方法を取っているので、同じような言葉が何度も出てきて、私は台詞を覚えるのも難しいのですが、鋼太郎さんはそこをバシッと決めていらっしゃる。舞台出身の方なので“声の力”“顔の力”で見せる時の瞬発力と破壊力はさすがです!

――娘役の3人と共演しての印象は?

MEGUMI 長女役の(木南)晴夏ちゃんは2005年の朝ドラ『風のハルカ』(NHK)ぶり。今回“同世代で親子役”に不安もありましたが、撮影を重ねると不思議と娘に思えてくるんですよね。それは晴夏ちゃんの“女同士で何も気を遣わず喋る”感じがむちゃくちゃ上手だから、そこに引っ張られて“母と娘”として存在できている感じがします。

次女役の(佐久間)由衣ちゃんとは初共演でしたが「頑張らなきゃ!」という気持ちが見て取れ、お芝居に対して真摯に向き合うところが素晴らしいなと。加えて、グッと気合が入っているんだけど芝居はとってもナチュラルで、天性の上手さがある事に驚きましたね。

三女役の(武田)玲奈ちゃんとは山口さんのドラマ『新しい王様』シリーズ(TBS系)以来、約3年ぶり。「飄々と大胆な事をやる人」という印象があったので美香役はぴったりだと思いました。前作もですが、山口さんは何故か“玲奈ちゃんには結構言ってもいい”みたいな感じなので(笑)、今回、冬なのに衣装は薄着だし、台詞も急に変わるしで大変だと思うんだけど、弱音を全く吐かないから「やっぱりパワフルな人」だと思いましたね。

――伊藤家の面々との印象的な現場エピソードは?

MEGUMI 伊藤家というより監督がサプライズをぶっ込んでくる現場なので(笑)、5人は運命共同体として笑い合いながら、それらを1つ1つ乗り越えている感じなんです。私と玲奈ちゃんは前作で経験済みなので平気でしたが、それ以外の方は最初「えっ⁉」ってビックリされていて、それが段々驚かなくなり、精神的にも家族の絆的にも強くなってきているのが本当に面白くて。まさに本作のポスタービジュアルのように「家族というチームで大海原を進んでいる」と毎日思っているので、それが1番の現場エピソードです!


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