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UPDATE|2022/05/12

嘘しか言わない漫談家・街裏ぴんく、生い立ちから上京まで 完全“嘘つきインタビュー”に挑戦

街裏ぴんく 撮影/ゆっkey



──黒クレープ?

街裏 黒くて、ちっさいクレープばかりくれるんですよ。いらんねんって。まぁ、激ウマやねんけど。

──上京されて驚いたことはありますか?

街裏 女性の間でマイ鍾乳洞が流行っていた時期があるじゃないですか?

──ちょっと知らなかったです。

街裏 知らなかったですか。シャネルやらヴィトンのバッグのように鍾乳洞を手にさげているからビックリしましたね。鍾乳洞があると周波数が乱れるので、僕の中でよくない位置付けにあるんですよ。あれは困りました。

──東京は普通に有名人が歩いてますよね。

街裏 たくさん見かけましたけど、ローラさんは想像以上に跳躍力がありましたね。

──跳躍力。

街裏 ピョンピョン跳ねて、ちょっと高い建物に飛び移った時、ただものじゃないと思いました。僕も持ち前の跳躍力で追いかけてみたんですけど、よぉ見たらローラさんの目、カンガルーの目でしたね。その時思いましたよ。「カンガルーや……」って。

──カンガルーでしたか。

街裏 片手に何か持ってるなと思ったら、緑色のファミチキでした。それを食べた後、ローラさんは「モッケ―」と言って。

──「オッケー」ではなく。

街裏 ファミチキ、藻味やったんでしょうね。「モッケ―」と言ったら首の骨が折れてそのまま動かなくなってました。

──東京の怖さを感じますね。さまざまなアルバイトもされていたと思います。

街裏 トキを試食するバイトをしたことがあって。

──特別天然記念物の。

街裏 本当に食べるのは下衆いので、「精神食事」です。大画面に映されたトキの写真を見ながら、トキの中に入っていくところをイメージする。トキに食べられることが、食べたことになるという真理です。ワッフルの専門学校で学びました。

──ワッフル?

街裏 4歳から20歳まで通っていたんですけど、食に関することはすべて学びました。チャゲアスの曲って、全部「食」について歌っているんですよ。


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