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UPDATE|2022/11/05

EXITりんたろー。が明かす容姿いじりからの脱却「誰かが傷つくかもしれない打席は選ばない」

りんたろー。 撮影/松山勇樹



本書では、今後のお笑い界を生き抜くには、という芸人としての考えにも言及している。

「時代の変化を敏感にキャッチしながら、感覚をアップデートしていくことが一番必要なことなのかなと。基本的に打席に立ってしまったら、その場で一生懸命頑張るということに尽きるんですけど、選べるんだったら容姿いじりだったり、誰かが傷つくかもしれない打席は選ばない。そういった選択をしていくことがEXITりんたろー。としては大事だと思うし、腕を試されている部分だなと感じています」

今後もEXITを客観視したときに違和感のない仕事を選んでいきたいというりんたろー。だが、そういった思いは相方である兼近の方が強いのでは、とも語る。

「僕はやっぱり喜ばせたいという思いで、周りからの要望に応えてしまうところがあるんですけど、彼はいい意味でも悪い意味でも頑固というか、自分を持っている人なので。EXITとしてやりたいもの、できるものをジャッジして、求められる役割を果たしながらうまくバランスを取っている気がします。僕も彼に相談することが多いですしね。コンビは仲が悪い方がカッコいいという風潮も昔はありましたけど、何をするにもやっぱり話し合った方が楽ですから。お互いを尊重しながら意見交換できるのが僕らの強みですね」

自分たちの活動を通じて、芸人の裾野を広げたいという思いも持っている。

「自分たちはテレビを主戦場だと思っているんですけど、『24時間テレビ』で兼近くんがチャリティーマラソンをしたときに僕らのYouTubeの再生回数がぐっと上がったんです。テレビとYou Tubeってすごく分かれているような気がしたけど、実はちょっとつながっている部分があるのかなと思ったし、それをつなげられるのがEXITであるなら、そういった立ち位置も目指していきたいですね。YouTuberがテレビに出るときって、誰も説明書を持っていないから彼らのいい部分が伝わらずに終わってしまってもったいないなと思うときもあるんですよ。そういったところの架け橋みたいになれたらいいなという思いもありますね」


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