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UPDATE|2022/12/13

写真集が異例のヒット、似鳥沙也加「全身全霊を込めてこれが今の私ですと言える」

撮影/coto


──『Ribbon』とはまた全く違うものという感じでしょうか?

似鳥 『Ribbon』は全編沖縄で撮影したんですが、『蝶々結び』では東京で生きる“素に近い”似鳥沙也加の姿も収録してもらいました。驚きや新鮮さはちゃんとありつつも、『Ribbon』を買ってくれた人がより楽しめる内容を目指しましたので、写真のあるシーンがリンクしていたり。デザインをこだわっていたり。何度も読んで見つけてくれたらなと思います。

──いろんな工夫が詰まった作品となっているわけですね。ひとつひとつ作品に丁寧に向き合っている似鳥さんの気持ちが伝わってくる気がします。

似鳥 『Ribbon』は「私が私を好きになるため」の本、と位置づけました。#インスタグラビアの集大成としてという意味ももちろんですが、全身全霊を込めて、これが今の私です、って、これが「似鳥沙也加」ですって胸を張って言えるものを作ろうと、スタッフさんたちが言ってくださって、それが本当に嬉しくて。『蝶々結び』は、そこから少し大人になって(笑)、読んでくれているすべての「貴方と私が出逢うため」の本にしたいなと思いました。今度は私が、皆さんにお返しする番だという気持ちを込めて写真とにらめっこして、選んでいきました。

──特にこだわった点などはありますか?

似鳥 『Ribbon』は紙を意識していたので、壮大な景色や空の色合いなど、紙で大きく見て美しいもの、インパクトがあるものを選んだんですが『蝶々結び』のほうは、スマホで見ている人が多いと思ったので、私がポケットに潜んでいるような(笑)、人物寄りのものを意識してセレクトしていて、「ねぇねぇ」って呼びかけているような距離感のものが多い気がします。

──まだまだ年内イベント、お知らせも控えているということですが、今年は似鳥さんにとって、忘れられない年になりそうですね。

似鳥 本当に! 初めての写真集、発売イベント、重版…そして新たなアザー版の電子書籍の発売など、ずっとなにかしらでSNSでも話題にしていただいて、多くのファンの方とも会える素敵な1年でした。頂いた言葉や感想をまた、違う形で返していけるように頑張りますので、マイペースではありますが待っていてくださると嬉しいです!

【あわせて読む】インスタグラビアの女王・似鳥沙也加「好きなことを仕事に、露出に恥ずかしさはないんです」

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