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UPDATE|2022/12/20

ついに公開!世界待望『アバター』続編、海に取りつかれた男、J・キャメロンが創造する世界とは

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(C) 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

2009年の大ヒット映画『アバター』の直接的続編にして、ジェームズ・キャメロンの渾身の新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、12月16日より公開された。

【写真】ジェームズ・キャメロンの渾身の新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』

初週興行収入は、ハリウッド映画がまだまだアウェーな環境下といわれるインドでも、1位を獲得(2022年に公開されたハリウッド映画の初週興行収/ 12月16〜18日)。世界的ヒット作である『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』や『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を抜いたのだ。アメリカやイギリス、フランスに限らず、インドでも好成績を記録したのは、全世界待望の作品である証拠だろう。

前作『アバター』は、3D映画の導入時期と重なったことで最先端の映像体験ができたことも相まって、結果興行収入世界歴代1位という記録的な成績を映画史に残した (一度は『アベンジャーズ/エンドゲーム』に抜かれたが、2021年の再上映分を計上するという反則技で奪還) 。

アトラクション的でストーリー性が乏しいという意見もあるし、それは間違いないといえばそうなのだが、観たことがない世界を構築したことの凄さは誰もが評価しないではいられないだろう。

『タイタニック』(1997)や『アリータ: バトル・エンジェル』(2019)など、ジェームズ・キャメロン作品をいくつも手掛けてきたプロューサーのジョン・ランドーは、初めて『アバター』の企画を聞かされたとき、まるで1961年の月面探査計画のことを聞いた時と同じような衝撃を受けたと語っている。キャメロンにとって『アバター』は、彼が作り出した惑星そのもの。多くのクリエイターたちが知らない惑星を探索するような気持ちで創作にあたっていたのだ。

さらにジェームズ・キャメロンという人物は、映画監督やプロデューサーとして知られているが、優れたデザイナーでもあり、『ターミネーター』の骨格や『エイリアン2』のエイリアンクイーンやパワーローダーをデザインしたというのも有名な話。キャメロンが想像するものは常に独創性に満ちているのだ。

『アバター』では、そんなキャメロンの惑星像を形にするために、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『メン・イン・ブラック』シリーズなどで知られるWETAのスタッフや、コンセプトデザイナーのディラン・コール、ベン・プロクター、ティベル・エリングソンなど一流のチームが全力で取り組んできた。


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