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UPDATE|2022/12/28

サイドエピソードで感動も2倍に、実話をもとにしたNetflixオリジナル動物映画3選

映画『レスキュードッグ・ルビー』Netflix独占配信中

家族みんなでゆっくり、そんな方も多い年末年始。今回はそんな一息ついたタイミングでこそみたい、温かい気持ちになれる「実話ベースのNetflixオリジナル動物映画」を、それぞれの映画にまつわるエピソードとともにご紹介しよう。

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●いくつもの奇跡的巡り合わせを持つ映画『レスキュードッグ・ルビー』
1つ目は、アメリカ・ロードアイランド州を舞台に描かれる『レスキュードッグ・ルビー』(2022)。里親がなかなか見つからず処分間近の保護犬・ルビーと、警察犬部隊への入隊を夢見ながらチャンスに恵まれない警察官ダニエル・オニール(グラント・ガスティン)、運命的な出会いを果たした彼らが数々の試練を乗り越えるべく奮闘していくというストーリーだ。

全米で「実話だとは信じられない…!」と話題になったほどの奇跡的な展開の数々が見どころだ。

さらに、注目すべきはルビーのモデルとなった犬だ。彼は2018年にレスキュー犬賞を受賞し、いくつもの捜索救助現場で功績を残している。

ルビーを演じた犬・ベアも“本物の保護犬”であり、今作のトレーナーに処分寸前のところで救われたという驚きの撮影秘話を持つ。

こういったストーリー外での“奇跡の巡り合わせ”も相まって、SNS上では「エンドロールまで見ると、さらに感動で涙が止まらない」「本物の保護犬を訓練して映画を撮影したことに胸熱」と絶賛の嵐。

また、「厳しくも思いやりのあるザレラ隊長が素敵すぎる」「1番見習うべき人は、旦那・子ども・犬を分け隔てなく愛し、欠点も長所も全てを受け止め見守り続けた奥さん」とルビーとダニエルを支えた人々も観客の胸を打つ。

動物も人間も同じで、信頼がほしければ相手を信頼すること。改めてそう気付かされる作品と言えるだろう。

●主人公のたくましい生きざまに感涙『ウォーク。ライド。ロデオ。』
続いては、『ウォーク。ライド。ロデオ。』(2019)という「馬」を題材にした映画。アメリカに住む主人公・アン(スペンサー・ロック)は大好きな馬術競技“ロデオ”で若くして数々の実績を積み、頂点を目指していた。しかし、交通事故で下半身不随になってしまう。

さまざまな困難を前にしながらも、父からプレゼントされた愛馬・パワー(通称・ババ)と“努力に勝る才能はない”という言葉を胸に再生を誓うアンを、思わず応援したくなる作品である。

驚くべきは、実話のもととなる人物のアンバリー・スナイダー本人が映画製作に参画している点。

彼女はプロデューサーとして名を連ねているだけでなく、騎乗スタントもこなしているのだ。また、彼女の愛馬・パワー自身も今作に出演。ロデオの迫力をモデル自ら魅せてくれている。

実際に視聴した人からは、「事故により落ち込みながらも諦めず、一生懸命練習に励むアンを見て号泣」「母親の前では泣いても兄弟が来ると強がったり、夜にこっそりリハビリするアン、本当に尊敬する」などとたくましい主人公へ絶賛の声が相次いだ。

また「お母さんの『車イスを翼にするか足かせにするかはあなた次第よ』という、核心をつきつつも愛溢れる叱咤激励が素晴らしい」と家族愛に感激するコメントも寄せられている。

“人生で起こることは選べないが、自分がどうありたいかは自身で選べる”ということを教えられた1作である。

AUTHOR

宮城 杏


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