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UPDATE|2023/01/09

チャンカワイが語る晩婚のススメ「出会った瞬間に結婚を意識。辛い時代が長いほど幸せが大きい」

撮影/松山勇樹

実に年間200日以上もロケに出る、隠れた超売れっ子芸人であるWエンジンのチャンカワイ初の著書「神様が惚れてまう48のポイント~幸せの見つけ方はロケと神社が教えてくれました~」(ぴあ)が発売中だ。かつてはコンプレックスの塊だったというチャンが半生を振り返り、本書のテーマである「幸せ」の掴み方を語ったところ、そこには誰もが実践できる「気づき」があった。(前後編の後編)

【前編はこちらから】チャンカワイが語るコンプレックスとの向き合い方「芸人の世界でも誰もがモテるわけじゃなかった」

色んな番組やロケでの体験が、僕のコンプレックスを解消したり、人生を変えてくれたりしたんですが、やっぱり一番大きかったのは、番組の企画で「婚活バスツアー」に行ったことです。

当時は、お付き合いしていた女性芸人さんと別れて2年経ったくらいで。今でも「チャンカワイ」でネット検索するとその人の名前が出るくらいですから、ツアーでも参加者同士のトークでまずそのイジりが飛んでくる。そんな雰囲気やから僕も「これはアカンわ、カップル成立なんかするわけない」と思いながらトイレに立ったんです。

そこでトイレを出たら今の奥さんが立っていて、僕をイジるノリを止められなかったことを「ごめんなさい」って言ってくれて。一気に胸が熱くなりました。ただ奥さんは、番組には顔出しNGで、僕がアタックしてもバラエティとして成立しないかもしれない。それでもスタッフさんがその場でもっと上のスタッフにも確認して、「責任取りますから」と背中を押してくれました。僕も、ある意味テレビじゃなければうまく喋れてなかったかもしれない。全部が上手くいきました。

当時の僕が34歳で、奥さんが38歳になる年でした。だから出会った瞬間に結婚を意識していて、その後に恋愛が出来たのは、すごくお得な感じでした。「今まで寂しかったよな」とか「1人きりのクリスマスってこんなだったよな」っていうことを2人で話すほど、幸せなことってなかったですね。

バネが弾けるみたいなもので、辛かった時代が長ければ長いほど、今の幸せがすごく大きい気がするんです。もし結婚できない悩みを抱えている方がいても、今の状況がお笑いで言うところの「フリ」だと思って頑張っていただければ、最後にちゃんと伏線回収して幸せになれる。晩婚って、実はめちゃめちゃオススメです。僕たち夫婦は今はもう9年近く一緒にいますけど、すごく仲がいいと思います。

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