1月11日から放送が開始された水曜ドラマ『リバーサルオーケストラ』（日本テレビ系）。民放ゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演となる門脇麦は“天才と呼ばれた元ヴァイオリニスト”の谷岡初音役として、ドラマの中で見事なヴァイオリンの腕前を披露している。だが実は“まったくの初心者”だったようで、相当な特訓をしていることが判明して話題に。これまでにも様々な映画やドラマで活躍している門脇だが、そもそも彼女の演技にはどのような魅力があるのだろうか。
【関連写真】距離感に熱が出そう、門脇麦×山田涼介の『親僕』カット門脇が最初にインパクトを残した作品といえば2014年に公開された映画の『愛の渦』。“誰よりも性欲が強い女子大生”役としてフルヌードでの濡れ場を熱演し、注目を集めた。シネマカフェが以前公開したインタビュー記事によると、撮影中は「タオル1枚or裸」のどちらかで過ごしており、本編の登場シーンはほとんど裸だったそうだ。
演技力はその後もいかんなく発揮され、2018年放送のドラマ『トドメの接吻』（日本テレビ系）では“キスで人を殺す”という謎に包まれた女性を怪演。また、2022年放送のドラマ『ミステリと言う勿れ』（フジテレビ系）では“多重人格者”の役、2015年放送のドラマ『探偵の探偵』（フジテレビ系）と2022年放送のドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』（フジテレビ系）では“狂気的な犯罪者”の役を担当している。
それぞれ特殊な役なのにも関わらず、見事に“ハマり役”として評価され、ネット上では「見た目では想像がつかない狂気ぶりで震えた」といった反響が相次いだ。
他にも多彩な一面もある門脇。2019年公開の映画『さよならくちびる』では小松菜奈と共演し、作中に登場する女性ギター・デュオ「ハルレオ」のメンバーとして歌声を披露している。映画公開日の数日前に、YouTubeのギャガ公式チャンネルでは本編映像のライブシーンだけを特別公開。「めちゃくちゃいい声！」など好評の声が多数寄せられていた。
演じる役によってガラッと印象を変えられる“カメレオン女優”として徐々に認知されていったが、性格は“シャイで人見知り”。門脇と神木隆之介が出演している2016年公開の映画『太陽』のインタビュー動画では、「私すごい割と人見知りなんですけど、神木さんも絶対そうだと思って、大丈夫かなって思ったら全然人見知りじゃなくて」「私、年上なんですけど申し訳ないと思ってます」とコメントしていた。
確かに見た目からは“物静か”な印象がある。しかし意外とアクティブな一面もあり、2021年に出演した『おしゃれイズム』（日本テレビ系）では“釣り”が趣味であることを公言している。一時期は釣りをするため、静岡に深夜バスで週2～3回ほども通っており、門脇は釣りと出会ったことに対して「子どもの頃からしたいことはこれだったんだ」と熱く語っていた。
ちなみに最近は釣りに行けていないようで、2022年11月にYouTubeで公開された『リバーサルオーケストラ』のインタビュー動画では「釣りに行きたいですね」「太刀魚が今、美味しいから」とコメント。門脇にとって“釣り”は間違いなく、ライフスタイルの1つになっているようだ。
また『おしゃれイズム』では大河ドラマ『麒麟がくる』（NHK）で共演した歌手の石川さゆりがゲスト出演し、プライベートで会ったときの門脇の服装が“ラフすぎる”と指摘。石川いわく、石川宅に訪れた際、よれよれのTシャツとジャージのような恰好だったそうだ。石川の証言に対して、“高い洋服を買うなら釣り竿や食材を優先する”と少し変わった自身の価値観を語っていた。
技巧派の女優にも関わらず意外なギャップがある門脇。主演となる『リバーサルオーケストラ』ではどのような演技が発揮されていくのか、期待しながら続きを追っていきたい。
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