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UPDATE|2023/01/29

日曜の夜に会える? 秋元真夏、向井地美音、百田夏菜子…国民的アイドルそれぞれの“リーダー論”

秋元真夏 卒業記念写真集『振り返れば、乃木坂』(幻冬舎/2月21日発売)



最後は、ももいろクローバーZリーダーの百田夏菜子。乃木坂やAKBとは規模感も方向性も異なる少数精鋭のグループ。今年で結成15周年を迎えるが、その人気は未だ衰えることを知らない。それどころか、歌番組にはほとんど出ないのに、数々のロックフェスに出ては熱い音楽ファンの心を鷲掴みにし、バラエティ能力の高さと器用さから、4人それぞれがテレビ番組等で引っ張りだこだ。

そんなももクロの百田夏菜子は、実は2代目のリーダー。初代リーダーは最年長の高城れにだったということは、モノノフには有名な話。スーパー戦隊シリーズが元ネタになっているだけに、メンバーカラーが赤である百田がリーダーとして常にセンターに君臨し、ももクロの顔として、名物マネージャー川上アキラと共にグループをここまで引き上げて来たと言っても過言ではないだろう。

ももクロの自己紹介ソング『あんた飛ばしすぎ!!』には、こんな一節がある。「適当天然とんでもリーダー 計画性ナシ それでもいいんだ? 考えなしの出たとこ勝負 結果炸裂スーパープレイ」。放送作家オークラによる秀逸なフレーズなのだが、まさに、百田のリーダーっぷりを言い表している。さらに、もうひとつの自己紹介ソング『ダンシングタンク』では、こんな表現も…「太陽降臨!」。そう、モノノフにとって、百田はリーダーというよりも、ももクロの「太陽」担当という表現が最も的確なのかも知れない。

一昨年、さいたまスーパーアリーナで、2日間のソロコンを成功させ、テレビドラマでは主演を務め、さらには、洋画の日本語版吹き替え、アニメの声優、モデル、ももクロ楽曲の作詞・作曲も手掛けるなど、溢れる才能は留まることを知らない。

結成15周年の今年も、ももクロは精力的にライブ活動を行っていくが、モノノフ達の共通の夢は、2014年以来の国立競技場での野外ライブ開催だろう。これまでメンバー脱退もあったが、今の不動の4人が、全員結婚しても、ママになっても、もしかしたら、おばあちゃんになっても活動を続けているかも知れない奇跡の女性アイドルグループとして、このまま突き進んで欲しいと願うばかりだ。

今回は、キャプテン・総監督・リーダーという存在を通して、国民的3大アイドルグループについて触れて来たが、実は、毎週日曜日の夜、この3人の声をラジオで聴くことができる。16時からはTOKYO FM『ももいろクローバーZのハッピー・クローバーTOP10』、19時からは文化放送『秋元真夏(乃木坂46) 卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオ サンデー』、22時からはニッポン放送『ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo』(百田は不定期出演)、そして、23時からはbayfm『柱NIGHT! with AKB48』。秋元と向井地の番組は、基本生放送だ。是非とも、日曜日の夜に、改めて3人のリーダーとグループの魅力を聴き比べてみて欲しい。

【あわせて読む】大河ドラマ&朝ドラ出演、乃木坂46久保史緒里&山下美月が紡いできたライバル物語
AUTHOR

南 喜一


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