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UPDATE|2023/02/11

牧野アンナ、沖縄アクターズスクール再始動の裏側「三浦大知やISSAから言われた言葉で決断」

牧野アンナ 撮影/荻原大志



──街を?

牧野 アメリカには、舞台のニューヨーク・ブロードウェイやショーのラスベガス、映画のハリウッドといったエンタメの中心地があるじゃないですか。沖縄にもそういったエンタメの街を作りたいんです。

沖縄には民謡やロックやラップといろんな種類の音楽がありますし、空手や琉舞、三線などいろんなエンタメをショーにして体験できる場を、歌とダンスのアクターズスクールを中心に作る。なおかつ、それを作っていくクリエイターも同時に育てる環境を整えたい。そういう才能の宝庫が観光の1つになり、そこに既存の強みである海やショッピングなどが加わり、沖縄という土地が強くなっていく……そんなことを構想しているんです。

だから、すでに沖縄の企業を回って「こういうプロジェクトを考えています。子供たちの才能をみんなで育成しませんか?」というお話をさせてもらっています。

──さっそく動き始めているんですね。

牧野 ただ、これを実現するためにはとんでもないパワーが必要なんですね。ほかのことを考えている余力はありません。なので、アクターズ以外のタレントの育成、振り付けはもうしないです。

──え!? それはアイドル業界に激震が走りますね……。

牧野 ただたんにまたスターを生み出そう、みたいなモチベーションでは後継者としてやっていくにはしんどすぎると思ったんですよ。なので、本当にここだけに全力を尽くさないと実現できないくらいの大きな目標がないと、また1から何かを始めるというパワーがでないんですよね(笑)。

──それくらいの固い決意だったんですね。

牧野 今もう沖縄アクターズスクールの募集もスタートしているんですけど、すでに小4~高3まで幅広く申し込みがあります。今回は先ほど言ったように、世界レベルを目指していくためにも、ダンスはもちろんですが外国語も教えていきます。本人の適正により選択肢はいろいろありますが、英語は最低限マスターしてもらいますね。

(取材・文/犬飼華)

▽牧野アンナ(まきの・あんな)
1971年12月4日生まれ、東京都出身。二度の芸能界デビューを経て、沖縄アクターズスクールのチーフインストラクターとして活躍。2002年からダウン症の子供たちにダンスを教えるスタジオ LOVEJUNXを開業する傍ら、振付師としてAKB48やSKE48の代表曲を手掛ける。
Twitter:@lovejunx210
Instagram:annamakino

▼Information
沖縄アクターズスクール「B.B.WAVESオーディション」が開催中。応募資格は沖縄在住で、今年4月時点で小学4年~高校3年の男女(歌やダンスの経験は問わない)。3月12日まで応募可能。申し込みは公式LINE(@actorsで検索)まで。
CREDIT

取材・文/犬飼華 撮影/荻原大志


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