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UPDATE|2023/02/21

アプガ(プロレス)渡辺未詩がSKE48荒井優希のプロレス参入を語る「正直、焦りもあった」

(C)東京女子プロレス

アップアップガールズ(プロレス)というユニットをご存知だろうか? ちょっとでもアイドルに興味がある方なら、すぐにピンとくるだろう。そう、アップアップガールズ(仮)やアップアップガールズ(2)の姉妹グループで、所属事務所も同じなのだ。ただ、普通のアイドルとはちょっと違って、彼女たちはその名の通り、アイドル活動だけではなく、プロレスラーとしてリングにも上がっているのだ。今回、アップアップガールズ(プロレス)所属、インターナショナル・プリンセス王座の渡辺未詩を、元『週刊プロレス』の小島和宏記者が直撃。アイドル兼レスラー人生について、話を聞いた(3回連載の3回目)。

【写真】極楽とんぼ・加藤浩次のインスパイア!? 渡辺未詩「2人まとめてジャイアントスイング」が話題【6点】

【前編はこちら】アプガ(プロレス)渡辺未詩の原点を元週刊プロレス記者が深堀り「アイドルを目指していたはずが」

【中編はこちら】アプガ(プロレス)渡辺未詩がリングで感涙、コロナ禍で再認識した観客の歓声の力


渡辺未詩が参戦している東京女子プロレスには、一昨年からSKE48の荒井優希が定期的に出場するようになり大きな話題を呼んでいる。アイドルとして大メジャーのSKE48からの参戦に、正直、危機感は覚えなかったのだろうか?

「逆に存在が大きすぎて、一緒にお話しできるチャンスだ! って(笑)。SKE48では谷真理佳さんが推しメンなんですけど、いまでは何度も解説で会場に来てくださるようになって。最初に推しメンだって言っておいてよかったです、本当に。

正直、焦りもあったんですよ。私たちの存在意義っていうか、居場所はどうなるんだろう?って。でも、逆にプロレスとアイドルをずーっと両立してきた私たちが唯一無二の存在だったんだなって実感することもできました。最初から両方やるっていうのは、私たちがはじめてだったから、いままではわからないこともたくさんあったんですけど、唯一無二の存在になれたのはすごいことだなって。

荒井ちゃんがいてくれるからこそ、いろんな人たちが見にきてくれるようになったし、いまでは荒井ちゃんがきっかけで東京女子プロレスを見るようになった方でも荒井ちゃんが出ていない日にも来てくれるようになったりして。純粋にプロレスを好きになってくれたんですよね。それはすごく嬉しいです」

近い将来、チャンピオンベルトを懸けて荒井優希と渡辺未詩が大会場で一騎打ちをする日がやってくるかもしれない。そこで渡辺未詩が勝利すればアイドルとしては下剋上を果たすことになる。現在、リングで闘っている3人のメンバーはプロレスラーとして、それぞれまったく違うスタイルを確立。このタイミングでアイドルとしても注目を集めるようになったら、さらなる化学反応が起きるはずだし、それはぜひとも見てみたい。

まだアップアップガールズ(プロレス)は完成されたものではない。昨年はオーディションで新メンバーのシノが加入(現在、デビューに向けて練習中)。さらに今年1月にはさらなる新メンバーの募集がかけられた(すでに応募は締め切り)。2023年、グループとしてさらなる進化が待ち構えているのだ。

AUTHOR

小島 和宏


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