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UPDATE|2019/06/17

アンジュルム和田彩花 卒業記念 みうらじゅんと「仏像とアイドル」を語る(アイドル編)

左からみうらじゅん、和田彩花 撮影/佐賀章広



和田 そう言われると、どこかで繋がっているような気がしてきました(笑)。でも今日の話を伺っていて、いろいろ考えさせられましたね。失礼な言い方かもですけど、みうらさんは仏像に対する見方がおちゃらけたところがあるから、私もそれをすごく楽しく聞いていたんです。だけど同時に「あれ? そういえば……」みたいに考えさせられることも多かった。たとえばお寺の運営もビジネスの一環なんだということは、言われてハッとしたんです。私、仏像が本当に好きじゃないですか。それで「好き! 好き!」って言っているうちに、無意識で仏像を崇めていた部分があると思うんです。ちょっとそれは反省しました。もう少し肩の力を抜いた方がいいなって。

みうら 人って自分が夢中なものに対しては真面目になるものですから。だからこそ、極力ゆるくとらえる訓練をしなくちゃいけないんじゃないかと思うんです。自分を信じるがゆえに、ちょっと自分の考えと合わないだけで他人に「違う!」とか言いがちじゃないですか(笑)。

和田 私、すごく言いますね(笑)。

みうら 仏像からしたら、そんな意見の違いなんてどうだっていいことなんだと心に刻んでさ(笑)。「自分にも当然間違いがある」と思いながらこの先生きていかれた方が、和田さん自身が楽になれると思いますよ。

和田 そうかぁ……。なんだか目から鱗が落ちる思いです。

みうら 和田さんが真面目な人だっていうことはよく分かりました。じゃあ今後、インタビューとかがあったときに、唐突に仏像のたとえ話を織り込むのはどうでしょう? 「今回の新曲は運慶仏で言うと、無着像のような感じですかね……」なんて答えたら、聞き手も面食らうはずだから(笑)。

和田 確かに、理解できる人がものすごく限定された比喩なので、みんなポカーンとする気がします(笑)。

みうら メンバーの目が「飛鳥時代の杏仁形に似ている」とかもいいね。あえてズレている感じを出すのがポイントかもしれない。「それって脱活乾漆像じゃないの?」とか和田さんが言い出して、みんなが「おいおい、脱活乾漆像って何だよ?」って唖然としているうちに、「この曲は脱活乾漆像みたいな心境で歌いました」って言うのはどう(笑)? ちなみにその像の特徴は、“軽い”ってことなんだけど。
CREDIT

取材・文/小野田衛 撮影/佐賀章広

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