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UPDATE|2023/03/04

クロちゃん恋人・リチが語る“テレビに出たかった”半生「バイト生活、飛び込んできた『水ダウ』募集」

リチ 撮影/松山勇樹

“クロちゃん(安田大サーカス)の恋人”ということで、いきなり世間から好奇の目に晒されることになった26歳のショートカット美女・リチ。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の恋愛企画「モンスターラブ」で一度はアイドルグループ「都内某所」の一員になることが決まったものの、「メンバーと運営が男女の仲になるなど言語道断」というクロちゃんのアイドル哲学によって、本格的な活動に入る前に脱退することに。その後、都内某所、BiSH、豆柴の大群などを運営する芸能事務所・WACKからタレントとしてデビューする流れとなった。

【写真】『水曜日のダウンタウン』で大注目のリチ【9点】

しかし、リチの人となりに関しては依然としてベールに包まれている。「番組では熊本PR大使を名乗っていたが、自治体に問い合わせたところ、そんな肩書は存在しなかった」と一部週刊誌が報じるなど、情報が錯綜しているのである。そこでエンタメNEXTは本人を直撃し、生い立ちから現在に至るまでの全軌跡を“事情聴取”。彼女の半生に迫ることに成功した。この記事を読めば、ますます“令和が生んだバカップル”の行方が気になってくるはずだ。

「昔からテレビっ子だったんですよ。いろんな番組を観ていたけど、中でも子供の頃に夢中だったのが『天才てれびくん』(NHK Eテレ)でした。本当に毎日欠かさずに観ていましたから。当時は子役の“てれび戦士”に憧れていまして。そのとき、司会を務めていたのがクロちゃん。それがクロちゃんに対する原体験です」

その後、父の仕事の関係で、地元・熊本から東京に引っ越すことになった。

「上京したのは高校2年生のときでした。熊本にいたときは、東京に対する憧れがすごく強かったんですよ。なにしろ芸能界に興味を持っていましたから。ところが東京に来てカルチャーショックを受けたのは、みんな驚くほど熊本のことを知らないんです。『熊本? それって四国にあるんだっけ?』みたいな調子で。それで私も必死になって『こんな綺麗な場所があるんだよ』とか地元愛を炸裂させているうちに、それが止まらなくなっちゃった(笑)。熊本のことを発信する専門のTwitterアカウントを作って、誰に頼まれるわけでもなく更新していました」

当時のアカウント名は「熊本ちゃん」というものだった。これは正式に熊本県や熊本市から認められたものではなく、あくまでも自発的なゲリラ的PR活動。当然、この時点では事務所にも所属していない。しかし多数の熊本県人からフォローされるなど、確実に少女はSNSの中で存在感を増していく。そして次に目をつけたのが大学のミスコンだった。

AUTHOR

小野田 衛


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