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UPDATE|2023/03/21

沢村一樹がドラマ『ペルソナの密告』で新たな挑戦「竹内涼真くんの正直な芝居に影響を受けた」

沢村一樹 撮影/西邑泰和

沢村一樹が主演を務めるサスペンスドラマ『ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者』が、3月24日(金)20時からテレビ東京系でオンエアされる。竹内涼真が解離性同一性障害(DID)の青年を演じることでも話題の本作だが、沢村が演じるのは竹内とともに事件の真相に迫る元刑事・獅子舞亘。過去にとある事件で妻を亡くし、現在は一人娘を育てる専業主夫という役どころだ。DIDに興味があり、企画段階から本作に参加したという沢村に話を聞いた。

【写真】『ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者』主演の沢村一樹と場面写真【9点】

本作は、とある連続誘拐事件の容疑者として、いくつもの人格を持つ解離性同一性障害(DID)の青年・元村周太(竹内涼真)が取り調べを受けることから始まるヒューマンサスペンスドラマ。企画から参加していたという沢村は、「元村を誰がやるのか、それが気になって仕方なかった」と振り返る。

「昔、DIDを題材にした『24人のビリー・ミリガン』という本を読んで、すごく面白かった印象があったんです。最近もドキュメンタリーで取り上げられているのを見て、まだDIDへの理解が進んでいないなとも思って。そういう問題提起といった部分で関心を持っていたこともあって、今回企画段階から関わらせていただいたんですけど、すごくいい台本ができてワクワクすると同時に『こんな難しい役、誰がやってくれるんだろう』と思いました」

竹内が演じると聞いたときは「正直驚いた」とも話す。

「難しい役なのに大丈夫なのかなって。それは演技力が不安、ということではなく竹内くんはイケメンのイメージがあるので、その印象とは全く違う役になるから大丈夫かなと。とはいえ、あんまり余計なことを考えずに竹内くん演じる元村を見て現場で反応しようと思っていたんですけど、初日からすごいパワーで。きっと面白い作品になる、という確信が持てました」

竹内演じる元村には、主人格のほか7歳の子ども・カブトや暴力的な青年・バクといった複数の交代人格が存在する。

「最初に見たのはカブトですけど、圧巻でした。今思い出しても鳥肌が立つくらい。彼の目つきやしぐさがこのドラマ一番の魅力ですね。僕が頭のなかでこんな感じかなと思っていたものの数十倍、上の芝居をするので、毎回手ごたえを感じていました。竹内くんは自分の感情に正直に芝居をする人だから、常に自分が獅子舞として存在している意識を持たないと対応できない。そこはすごく影響を受けました」


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