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UPDATE|2023/03/03

まるで映画と話題、『夕暮れに、手をつなぐ』制作陣が作り出す“夕暮れ”の映像美

『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)公式サイトより



ドラマの演出を手がけたのは『恋仲』、『好きな人がいること』(共にフジテレビ系)など月9ドラマを手がけた金井紘監督。公式サイトのインタビューで金井監督は“夕暮れ”の映像美に徹底したこだわりをみせており、下記のように明かしている。

「“夕暮れ”は1日に数十分しかありません。その瞬間の輝きや儚さを、どう美しく見せるかをテーマに、一緒に叶えてくれる仲間を集めて撮影しています。

実際の夕暮れの色味や、夕暮れの時間帯に漂う言葉にならない美しい空気感を表現するために、リアルな夕暮れの時間帯にしぼって撮影する。そんな夕暮れに合う衣装、メイクを選び、美しく儚い空気感が漂うビジュアルになることを一番意識しています」

さらに、綺麗に光がさすロケ地選びに奮闘したという金井監督。最終的に都心の中で縁側がある古い日本家屋のあるロケ地を見つけ出し、勝負になるシーンを縁側で撮影しているのだとか。

「脚本の北川さんが書かれた企画書をいただいたとき、その世界観の中で広瀬さんと永瀬さんをどうやって美しく切り取るのかが、今回の僕に与えられたミッションだと思いました」と配役や作品の世界観も大切にしている。

第6話のシャボン玉のシーンは、金井監督が最後までこわだり続けた“夕暮れ”“光” “縁側”、そして“俳優陣の美しさ”のすべてを盛り込んだ珠玉の名シーンといえるのかもしれない。

『夕暮れに、手をつなぐ』というドラマのタイトルのようにノスタルジックな雰囲気を追求する制作陣たちが、ドラマに一層華を添える。今後はどんな映像美を我々に見せてくれるのか楽しみでしかたがない。
AUTHOR

桐島 淳平


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