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UPDATE|2023/02/27

モテすぎバツイチを熱演・高梨臨「年齢を気にしながらも一歩踏み出して行く姿に共感した」

高梨臨 撮影/田中健児

数多くの映画やドラマで主役を務める一方で、ファッション誌のモデルを務めるなど、幅広く活躍する高梨臨。MBSドラマ特区枠で2月23日より放送開始された『バツイチがモテるなんて聞いてません』では、離婚直後に二人の年下イケメンから好意を寄せられる35歳のバツイチ主人公をコミカルに演じている。インタビュー前編は本作の撮影エピソードや、2018年に結婚してからの気持ちの変化などを中心に話を聞いた。
(前後編の前編)

【写真】ドラマでは35歳のバツイチ女性を演じる高梨臨【5点】

『バツイチがモテるなんて聞いてません』で演じるのは、夫の不倫が原因でバツイチになった出版社に勤務する35歳の和葉。離婚のショックを引きずりながらもポジティブに生きようとしている彼女に、年下の新入社員・絢斗(綱啓永)と今をときめく人気俳優・速水(塩野瑛久)が思いを寄せ、いつしか三角関係へと発展する。

「オファーをいただいた時はインパクトのあるタイトルですし、『私でいいのかな?』とビックリしました。台本を読んでみたら、ちょっと非現実的ではあるんですけど、私側からしたら夢のあるお話しで、急にこんなことが起きたら最高だよね、ドキドキワクワクをありがとうございます! みたいな(笑)。それに年齢的に共感できる部分も多くて、すごく面白かったです」

離婚直後に年下男性と年の差恋愛することに後ろめたさを感じる和葉だったが、社内の人にバレないように気を付けながら新たな恋へ一歩踏み出す。

「バツイチや年齢について気にしながらも一歩踏み出す和葉には共感しました。恋愛に限らず、この年齢で新しいことを始めるって、そもそも選択肢にないというか。私自身、今までの人生の流れの中で、どうやって生きて行くかを考えるのが普通だと思い込んでいたんだなと気づかされました」

同世代の和葉を演じるにあたって、等身大で演じることを心がけた。

「ほぼ私と和葉の年齢は一緒だから、変に作り込まずに、台本を読んで感じたままを演じたほうがいいなと思いました。綱くんとの共演シーンを撮影していると、『いい年して、若くて可愛いイケメンとこんなことしていいんだろうか?』と思うんですよ。それは和葉も同じ気持ちだろうし、その罪悪感というか、恥ずかしさみたいなものを、そのまま投影できればいいなと。そして和葉が一歩踏み出して行く姿が、自分の中でも役者として挑戦することにリンクするのかなと思いながら演じています。年齢を重ねたからって、仕事でもプライベートでも躊躇せずに、周りから何か言われてもやってみようという気持ちを大切にしようと和葉に学びました」

AUTHOR

猪口 貴裕


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