撮りおろし写真とあわせて収録されている31日分のギャル語録にもこだわった。
「『私がこんな生意気なこと言って大丈夫?』って思ったりもしますけど、人に伝えるものだから言葉選びは悩みました。文字がめっちゃ増えたページもあるんですよ。なかでも、“家論”っていうのは、ずっと思っていたこと。世の中って、なんか“家”ばっかりやなと思ってて。この地球上にこんなにたくさん家があって、それぞれに人が住んでいるのなら、人と同じ考え方をするのは無理やなって、思うんです。SNSでしか意見を見なくなったり、日頃会う人が劇場にいる芸人だけになってしまうと、もっと広く視野を持たなきゃダメだなって思います。
そんなメッセージや思いがこの日めくりに詰まっているので、落ち込んでるときも、元気なときでも、私の言葉が響いたらいいなぁ。どんな感想をもらえるか気になりますね。人前でネタを披露するときとは全然違う緊張があります。発売されたら絶対エゴサします!」
今後もギャル芸人として「明るく楽しく人前に出ていたい!」と笑う荒川。自身が思うギャルの定義は?
「アゲ、ラブ、イエーイ!が3カ条です!ギャルって見た目だけのことではなくて、みんな誰しもギャルの部分を持っていると思うんです。自分の好きなことをやっている人、自分に対しての『いいね』を持っていれば、『この人ギャルやな』って思いますね。ギャルのデメリットと言えば、ネイルのせいで小銭が拾えないことくらい(笑)。
あと、私ほんまに用意に時間がかかるから朝早い仕事のときはもうちょっと優しくしてほしい。みんなはスーツ着て終わりかもしれんけど、髪の毛とかつけまとかいろいろあるんで。同じ集合時間でも私は2時間前に起きてるんやでって(笑)。それだけですね。メンタル的にはデメリットなしです!」
取材・文/
吉田光枝
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