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UPDATE|2023/04/19

村上春樹の新作『街とその不確かな壁』重版決定、累計35万部のヒット

村上春樹の新作『街とその不確かな壁』

村上春樹の待望の新作長編『街とその不確かな壁』(新潮社)が、発売6日目で5万部の重版が決定した。前作『騎士団長殺し』以来6年ぶり、1200枚に及ぶ長編小説で、気鋭の版画家タダジュンの装画も話題となっている。

40年間の封印を解いて書かれたこの小説。世代を超え、幅広い層の読者に静かな共感が広がっている。

▽ストーリー
十七歳と十六歳の夏の夕暮れ。川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを......高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、きみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。<古い夢>が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された「物語」が静かに動き出す。

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