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UPDATE|2023/06/08

土村芳が初めて“キレる”役柄を演じて感じたこと「お芝居を受けてくださる方がいてこそだなと痛感」

撮影/須田紫苑

ジャニーズWEST・桐山照史演じる主人公・猿川健太が仕事と激辛料理を通じて成長する姿を描いた「ゲキカラドウ2」(テレビ東京系)に女優・土村芳が出演中。シーズン2から登場した猿川の同期でライバルの小野寺美優を演じている。そんな土村にインタビューを行い、激辛に溢れている現場の様子や自身の食に対するこだわりなどを聞いた。(前後編の後編)>>前編は下の関連記事からご覧ください。

【写真】土村芳の撮り下ろしカット【6点】

――土村さんが演じている美優は、辛いものを食べると普段溜め込んでいたものが爆発してキレてしまうというキャラクターです。これまで演じられてこなかったタイプの役柄だと思いますが、演じていていかがでしょうか。

土村 なぜこのお話を頂けたのかが不思議なくらい新しいというか、やってこなかった役柄なんですけど、そういう一面を見てみたいと思って役を頂けるというのがすごくうれしかったです。

やったことのない役への挑戦にすごくワクワクするというか、期待に応えたい思いもありましたし、自分でもどういう景色がそこで見られるのかなって興味もすごくあって。それと比例して心配もあったんですけど、それはやっぱり現場に入って出してみて…、結構やっぱり失敗しちゃうんですよね(笑)。次のセリフが真っ白になっちゃったりして。それで結構ご迷惑をかけることが多かったと思います。

でも、そこで改めて「私のお芝居を受けてくださる方がいてこその美優だな」というのをすごく感じました。そうじゃないと、本当に全然違う見え方になると思うんですよ。だから、「私のお芝居を目の前で受けてくださる桐山さんや皆さんがいてこそだな」っていうのは本当に痛感しました。

――動画配信サービス「Lemino」では、美優が主役のスピンオフも配信されています。

土村 お仕事で外回りをしているときの美優ちゃんのお話で、美優ちゃんは「ゲキカラドウ2」の中ではちゃっかりお仕事ができるというキャラクターではあるんですけど、そんな美優ちゃんでも苦戦する日はあるよねっていう1日を描いています。

苦戦している中でもやっぱり目が行くのは激辛料理で、激辛料理を食べて豹変すると同時に、今抱えている仕事であったり在り方であったりというのを見直すきっかけをもらえるという感じの内容です。スピンオフなので本編よりキュッとしていると思うんですけど、その分気軽に見てもらえるのかなと思います。

最後には「明日もまた頑張ろう」って思える終わり方なのが、スピンオフでも“ゲキカラドウ節”が利いているところだと思うので、そういう意味ではすごくいい気持ちで見終われる作品だと思います。

――作中では、登場人物たちが仕事で行き詰ったときに激辛料理を食べて、そこで気付きを得て次に進んでいく姿が描かれていますが、土村さんが実生活で行き詰ってしまったときにしていることはありますか?

土村 払拭しようと何かするというよりは、割とずーっと悩んで悩んで、悩み疲れて最終的に「まいっか」と思えるまでずっとそのままだったりします(笑)。映画を見ようと思っても全然集中できないし、払拭しようと頑張ってもあんまり効かないんですよ。モヤモヤを持ち続けていると諦めて手放す時が来るので、そうなるまでずっとクヨクヨしているかもしれないですね。

――これまでに出会った中で一番辛口だったのはどんな人ですか?

土村 パッと思い浮かぶのは、子供の頃に入っていた子供劇団の演出の先生ですね。すごく怖かったですし、かなり容赦なかったと思います。でも、愛情は感じていたので、辛口ではあるけど話をちゃんと聞こうと思える方でしたね。あの人を超える罵声は聞いたことがないかもしれないです(笑)。

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