FOLLOW US

UPDATE|2023/07/02

『ストリートファイター6』開発の裏に総合格闘家・渡辺華奈、華麗なる女性アクターたちの活躍

デビューから10戦無敗を記録した渡辺華奈/「Kana Watanabe×渡辺華奈」公式Twitter(@kanawatanabe821)より



渡辺以外にも、昨今のゲーム作品では女性アクターによる活躍が増加傾向にある。例えば2017年に発売されたアクションRPG『NieR:Automata』では、メインキャラクターである「ヨルハ二号B型」と「ヨルハA型二号」のモーションを女優・川渕かおりが務めている。

川渕は剣舞師や殺陣師としての顔も持ち、美しいソードパフォーマンスから「LADY SAMURAI」と称される人物。2017年にエンタメ情報メディア「SPICE」で掲載されたインタビューにおいても、『NieR:Automata』のディレクター・ヨコオタロウ氏が「剣の使い方がうまいなっていう、漫画みたいだなって」と称賛するほどだ。

モーションアクターとしての経験も豊富で、同作以外に『ファイナルファンタジーXIII』や『ブレイブリーデフォルト』を始めとした有名タイトルに数多く貢献。2023年に放送されたテレビアニメ『NieR:Automata Ver1.1a』(TOKYO MX ほか)ではジャッカスのキャラクターボイスを務め、本格的に声優としてのキャリアをスタートさせている。

同じ女優繋がりでいえば、海外のアクターも負けてはいない。女優のマギー・ロバートソンがモーションアクターを務めたのは、2021年発売の『バイオハザード ヴィレッジ』に登場するドミトレスク夫人。同キャラクターはドレスを着込んだ貴婦人的な印象を受ける一方、身長は290cmと常人離れしている。

もちろんマギーが同じ身長というわけではなく、撮影時にはつっかえ棒のようなアイテムが一躍買っていたという。2021年5月10日に更新された彼女のTwitterによると、これはドミトレスク夫人の目線や実際のサイズを確認するために使われていたのだそう。

そんな一工夫やマギーの演技が評価され、彼女は第39回「Golden Joystick Awards 2021」でベスト・パフォーマンス賞を獲得している。

今やゲーム作品において、欠かせないものとなっているモーションアクターの存在。大ヒットゲームの誕生は、彼女らの活躍によって成り立っていると言っても過言ではないかもしれない。

【あわせて読む】元引きこもりから女子プロ王者へ…スターダム・岩谷麻優が“遅咲き”人生を語る「私にはプロレスしかない」

RECOMMENDED おすすめの記事