順風満帆とは言えないアイドル活動の中で、さらなる壁にぶつかる。
「TIFを始め夏のアイドルフェスに出るようになって、他のアイドルグループさんを間近で見て悔しい思いをしたんですよね。別にdelaがダメという訳ではなかったんですけど、どちらかというと個々で頑張って、みんなで集まったときにライブをしよう、みたいな感じで、みんなで統一した目標がなかったんです。だから目標があるグループを見ると羨ましくて、すごく寂しかったし、ここにいる意味って何なのかなと悩むこともありました」
アイドルグループで活動することの意義について悩んでいるさなかに出会ったのがグラビアだった。
「2018年に参加した『ミスマガジン2018』でグランプリを受賞して、グラビアのお仕事が増えたんですけど、アイドルグループをやっているときよりも、グラビアをやっているときのほうが楽しかったんですよね。ちやほやされるから楽しかった訳じゃなくて、自分の表現したいことを探求できるのがうれしかったんです。
もちろんアイドルグループでも何かを追い求めることはできると思うんですけど、グラビアは自分の流れでやれるから、すごく心地よかったんです。それでグラビアを自分の居場所にしたい、活動の中心にしようと思ったときに、いろいろオファーもいただいて、今の道に進むことができました」