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UPDATE|2023/07/31

『転職の魔王様』“迷えるヒロイン”役の小芝風花「悩みなく生きている人なんていない」

写真提供/(C)カンテレ

7月17日にスタートし毎週(月)夜10時放送の『転職の魔王様』(カンテレ制作・フジテレビ系列)。額賀澪著の同名小説を原作にしたドラマで、転職業界の実態や知られざる裏側が垣間見える“お仕事物語”としても話題となっている。ヒロイン・未谷千晴役で出演中の小芝風花に、作品の魅力や初共演となった主演の成田凌の印象に加え、プライベートの“困りごと”についても語ってもらった。

【写真】小芝風花の撮り下ろしカット&『転職の魔王様』ドラマカット【13点】

――今作で演じる千晴は、パワハラや激務で体調を崩してしまい、新卒入社した大手広告代理店を退職。初めての転職活動で、“最恐毒舌”の敏腕キャリアアドバイザー(以下、CA)と出会います。作品を通じて「転職業界って、こうなっているんだ」と、認識したことはありますか?

小芝 転職エージェントは人材を紹介した企業から紹介報酬をもらうビジネスで、求職者からは基本的にお金をもらわないシステムというのは、初めて知りました。なんとなく「相談に乗ってもらう側がお金を払う」イメージだったので、“根本的なところ”から理解した感じですね。

―転職業界の仕組みだけでなく、知られざる裏側といった部分も描かれる作品です。転職エージェントやCAについて、印象が変わった部分もあるのでしょうか?

小芝 山口紗弥加さんが演じるCA・広沢絵里香さんは、前に勤めていた転職エージェントが利益優先だったことが「シェパードキャリア」に転職してきた理由だったり、前田公輝さん演じる横山潤也さんは、営業なので求職者より紹介先の企業ファーストな面があったりします。でも登場するCAが全員、親身に求職者に寄り添う人たちなので、印象が変わることは全然ないです。

――成田さん演じる主人公・来栖嵐は敏腕ですが、千晴を「気持ち悪い社畜」と評するなど、心をえぐるような言葉を投げかける厳しいCAです。もしも小芝さん自身が求職者だったら、来栖に担当してほしいですか?

小芝 絶対に担当してほしいです!(笑)本当の性格をわかっているから…というのもありますが、キツイことを言っても来栖さんの言葉には愛があるんです。初対面であの対応は、嫌な感じにしか見えなくても、より良い選択ができるように、ちゃんと自分と向き合えるように、わざと悪役になってくれる人。

言われた時は傷つくし、自分自身の見たくない面と向き合わされて、すごく落ち込むと思います。でも最終的には、自分が納得する形で、自分のやりたいことを見つけてくれる信頼感があるから、来栖さんにお願いしたいです。
AUTHOR

鍬田 美穂


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