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UPDATE|2023/08/11

SKE48荒井優希が初のベスト4進出、レスラー3年目の夏に開花した新たな魅力とは

(C)東京女子プロレス

SKE48のメンバーとしてステージに立ちながら、レスラーとしてリングに立つ“二刀流” 荒井優希。8月12日の後楽園ホール大会で、東京女子プロレスのエース・山下実優と準決勝を闘う。今勢いに乗る彼女のこの夏の成長について、元週刊プロレス記者の小島和宏が、レポートする。

【写真】SKE48荒井優希がベスト4進出(7月29日後楽園ホール)

今年のゴールデンウィークは連日、荒井優希を見てきた。

5月4日の夜はLINE CUBE SHIBUYAにてSKE48のチームコンサート。このところプロレスラーとしての活躍ばかり見てきたので、アイドル・荒井優希のパフォーマンスは新鮮に映った。特にセンターを務める楽曲でのカッコよさは特筆モノで、変な話、プロレスのリングよりもカッコよさを感じてしまった。

よくよく考えたら、プロレスでは相手に蹴飛ばされたり、ぶん投げられたりするわけで、四六時中、カッコよくいられるわけではない。誰にも襲われる心配のないアイドルのステージのほうがキリッとした魅力を全開にできるのかもしれない。プロレスラー・荒井優希はカッコよさのポテンシャルをまだまだ秘めているようだ。

翌5日はお昼から東京女子プロレスの後楽園ホール大会。前夜のコンサートがかなりガッツリとしたセットリストだったことを考えると、寝て、起きて、すぐ試合というのは、なかなかハードなスケジュールだったが、二刀流をはじめて、ちょうど2周年を迎えた荒井優希は、当たり前のようにリングに立っていた。

これには対戦相手も『アイドルとプロレスを両方やることはできるけど、両方に全力を注ぎ込める荒井優希はすごい!』と舌を巻いた。ダブルヘッダーで完封勝利を飾った直後にホームランをかっ飛ばした大谷翔平に通ずる部分すら感じてしまう。

面白いな、と思ったのは、リングで見せるなにげない仕草が、アイドルとしてのステージよりもキュートだったりすること。

プロレスラーよりカッコいい、アイドル。

アイドルよりキュートな、プロレスラー。

AUTHOR

小島 和宏


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