FOLLOW US

UPDATE|2023/08/27

サマソニで体調不良者が続出、“夏フェス”はアーティストも観客も熱中症リスクあり?

写真はイメージです

8月19日に開催された音楽フェス『SUMMER SONIC』(以下、サマソニ)では体調不良を訴える人が続出。会場に設置された救護室には約100人が集まり、中には熱中症の疑いのために病院に搬送される人までいた。救護室に100人近くが訪れたことを鑑みると、救護室には行かずとも身体に異変を感じていた人はかなり多かったことが伺える。

【関連写真】アイドルフェスTIFと@JAMで今年注目すべきグループ3組

サマソニでは、一部エリアではスポーツドリンクの持ち込みが禁止され、加えて「食べ物の持ち込みは禁止」という理由から塩飴など暑さ対策アイテムを没収される人もいたことなどが今回の事態を招いた一つの要因となった可能性は否定できない。

とはいえ、スポーツドリンクや塩飴など万全の装備で夏フェスに参加したとしても、体調不良に陥っていた人も少なくなかっただろう。自身の体調に気を配りながら夏フェスを楽しむことが一般化するかもしれない。しかし、観客ばかりが体調不良のリスクを負っているわけではない。

Creepy Nutsは8月12日の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023』に出演予定だったが、R-指定の体調不良により出演を当日キャンセルした。

公式X(旧Twitter)には同日、「本日朝方より、R-指定に発熱や喉の不良、吐き気の症状が出ております。昨晩より熱中症のような症状がみられ、経過を観察しておりましたが、 症状の悪化を確認し、 本日出演を予定しておりました『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023』 の出演をキャンセルさせていただく事となりました」と投稿。

Creepy Nutsは前日となる11日にも『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 in EZO』に出演しており、それも14時からという最も暑い時間帯でのステージに立っていた。このことが影響したのかは不明である。ただ、R-指定が熱中症のような症状を訴えたことを考えると、アーティスト側にとっても夏フェスは爽快感のある楽しいステージというだけではなさそうだ。
AUTHOR

望月 悠木


RECOMMENDED おすすめの記事