FOLLOW US

UPDATE|2023/09/02

しずちゃんが語る結婚後「今、山ちゃんとすごく仲がいい。昔やったら考えられない」

しずちゃん 撮影/西邑泰和

お笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃん(山崎静代)が8月2日に初の自伝的イラストエッセイ本『5000グラムで生まれた女のちょっと気ままなお話』を発売した。今年5月には初の個展を開催するなど、近年はアート活動も話題となり、今回のエッセイ本でもしずちゃん本人が挿絵を担当している。また本書では、相方である山里亮太との関係性から、本格的に挑んだボクシング、そして結婚生活についてまで赤裸々に綴られている。(前後編の後編)

【前編はこちら】南キャン・しずちゃん、初の自叙伝に赤裸々な本音「山ちゃんが読んだらどう思うか気になる」

【写真】近年はアート活動も話題に、しずちゃんが描いた画「ボクシング」

昨年12月に俳優、佐藤達と結婚を発表したしずちゃん。本書には、出会いから新婚生活のエピソードまでたっぷりと綴られている。佐藤からの感想は?と尋ねると「面白かったと言ってくれました」と笑顔を見せた。

「私が昔、セミの抜け殻を集めている人を野性的だと感じて片思いをしていた話を書いたんですけど、その人がこの間誕生日やったんで『おめでとう』ってメッセージを送ったんです。その人は今ベトナムに住んでいるので、現地での写真を返事に送ってくれて。何気なくそれをスマホに保存したんですけど、あるとき旦那さんとスマホの写真をばーっと見てたときに『これ、誰?』って言われて(笑)。ちょっと口ごもってたら『あのセミの人?片思いの?』って言われたんですよね。

『私のエッセイ本を読んだから、私の過去の片思い歴とか全部わかるんや』みたいな。しかも、旦那さんに『写真、保存してるんだ』ってちょっと嫌な顔されたんですよ(笑)。過去の話を本にまとめると、こういう弊害もあるんやと思いました」

しずちゃん自身、結婚を機に変わったことはと尋ねると…。

「特にないですね。仕事への向き合い方もいつも通りです。でも、旦那さんとの話を聞かれたあと、ちょっと私がのろけるといい感じにオチがつく、というのが何回かあって。それ以降、旦那さんとの話を聞かれているわけじゃないのに、一瞬『私にはこんな旦那さんがいる』というような変なオチが頭によぎることがあるんですよ。

芸人として、それは絶対オチにしたらあかんやつやと思うんで、そんな自分がちょっと嫌やなって思います。口には出さないけど、そんな発想が一瞬でも頭に浮かぶ自分、しょうもないなって。もっとほかのボケとかオチを考えなあかんのに、それしか出てこない自分なにこれ、ひどいなって思います(笑)」

相方・山ちゃんへの気持ちには少し変化があった。

「私が結婚したことで、身内感がさらに出てきたような気もします。家族っぽいつながりというか。そこまでしょっちゅう連絡する関係じゃないから、やっぱり“相方”なんですけどね。今は山ちゃんとは普通に何気ない話もしますし、すごく仲がいいです。昔やったら考えられなかったことですけど(笑)。奥さん(蒼井優)とも仲がいいので家にお邪魔して、山ちゃんも一緒にお茶することもありますね」

また、本書ではお笑い芸人としての熱い思いも吐露している。南海キャンディーズは今年結成20周年を迎えるが、新しい漫才のネタを作っての単独ライブをもっとやりたいと意欲を見せる。

「多分、山ちゃんと比べると私の方がお笑いに触れている時間が少ないのかなと。だからこそ、余計にライブをやりたいと思うのかもしれないですね。お笑い芸人なのにあまりお笑いに関わってないから、漫才をやって芸人になりたい(笑)。私の軸はやっぱり芸人なので。

2人で別々にいろいろなことをやっていたとしても、最終的には舞台に戻ってくるのが私たちのスタイルなのかなとも思います。新ネタをやるのも楽しいです。1発目はめちゃくちゃ緊張するけど、ウケたらやっぱりうれしいし。最近は昔できていなかった遊びのあるネタで、自由度の高いライブをできている気もしています」


RECOMMENDED おすすめの記事