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UPDATE|2023/09/10

昭和歌謡ブームを後押しする最旬の4組、 Night Tempo、ClariS、武藤彩未、The Biscats

Night Tempo、ClariS、武藤彩未、The Biscats

数年前から、海外からの逆輸入でシティ・ポップがブームになったり、Z世代を中心にSNSで昭和の歌謡曲人気が再燃したり…と、J-POPと呼ばれる以前の日本の音楽が意外な形で注目を集めている。そんな中、今年は注目すべき新たな動きがいくつも見られるので、今回は、そんな昭和歌謡ブームをさらに後押ししている4組のアーティストに注目してみたい。

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まずは、近年のシティ・ポップブームの火付け役とも言われているDJ/プロデューサーのNight Tempo。9月20日に、ニューアルバムをリリースするのだが、アルバムからの先行シングル『Shampoo(feat.Yu Hayami)』が話題だ。

1980年代を代表するアイドル早見優をゲストに迎え、早見が作詞、Night Tempoが作曲・プロデュースを手掛けたこの楽曲は、現在サブスクでも聴くことが出来る。アルバムへの期待値が高まる楽曲なので、Night Tempoおなじみの懐かしいテイストのイラストのジャケット共に楽しんで欲しい。

そんなNight Tempoは、11月に、日比谷野外大音楽堂にて、豪華ゲストを迎えた一夜限りの歌謡ショーを開催する。ゲストは早見優のほか、松本伊代、渡辺満里奈、野宮真貴という往年の歌謡曲ファンがワクワクするようなラインナップ。特に、渡辺満里奈のパフォーマンスが見られるのはかなり貴重だ。さらには、Night Tempoがプロデュースを手掛けるレトロポップユニットFANCYLABOの出演も決定。

FANCYLABOは、Night Tempoと元Maison book girlの矢川葵と元AKB48の市川美織という3人組。この夏は、SUMMER SONICにも出演して話題となった。彼らが今年4月に配信リリースした1stシングル『FLASH LIGHT』のジャケットは、Winkを彷彿させるような矢川と市川のイラストになっている。

続いて、Winkと言えば、代表曲『淋しい熱帯魚』をカバーしたClariSの動きにも注目したい。結成当初のコンセプトが「21世紀のWink」だったClariSは、今年6月に、コンセプトEP『淋しい熱帯魚』をリリース。MUSIC VIDEOでも、Winkをオマージュしているほか、EPには、南野陽子の『はいからさんが通る』のカバーも収録されており、ClariSファンのみならず、80年アイドルファンにも刺さる内容になっている。

この秋には、Zepp DiverCityでの2DAYS公演も控えているので、2人のライブでの衣装やパフォーマンスにも期待していいだろう。

AUTHOR

南 喜一


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