アニメ『サザエさん』において頭の回転が早いキャラと言えばカツオの名前を真っ先に思い浮かべる人が多いだろうが、主人公のサザエさんも負けてはいない。9月10日放送の作品No.8622「間に合わせの達人」では、そんなサザエさんの“機転”がいかんなく発揮され視聴者から「さすが」との声があがっている。
【関連写真】1956年に公開された実写版『サザエさん』ある日近所の人からお花をもらったサザエさんがさっそく床の間に生けてみるものの、葉物が欲しいとの指摘を受けてあしらったのはなんと“ネギ”。夕飯の席でその話を披露され、来客があったから急いで間に合わせたとの言い訳に、カツオは「姉さんは間に合わせの達人だからね」と評価する。
さすがに生け花にネギは苦肉の策が過ぎるが、雑誌に載っている素敵なワンピースが欲しいとため息をつくワカメのために、セールでマスオさんに買ったもののサイズが合わなかったシャツを素敵にリメイク。ワカメも納得のかわいいワンピースを見事に作ってみせた。
またある日の夕飯時、ハンバーグの味がいつもと違うことに気づいたカツオがサザエさんに尋ねると、ハンバーグのタネに豆腐を混ぜたとのこと。ヘルシーでかさ増しもできて一石二鳥と胸を張るサザエさんだが、じつはひき肉の量が足りなくて冷蔵庫にあった豆腐を混ぜたのだ。これも間に合わせだが、結果的に“美味しくてヘルシー”と家族みんな大満足の結果に。
いつもはおっちょこちょいなところのあるサザエさんだが、これらの機転に視聴者からは「さっとシャツをワンピースにリメイクできるなんて有能すぎるだろ」「ちゃんと主婦やってるんだなってことがよく分かるナイス間に合わせ」と評価する声が続出した。
しかし、これで終わらないのがサザエさん。急な雨で家に避難してきたカツオとその友だちに丁度買っていたお好み焼きを食べさせ、退屈しないようトランプ遊びを提案したところまでは良かったのだが……。なんと誰よりもサザエさんがトランプに熱中し、すっかり夕飯の準備をするのを忘れてしまったのだ。
謝るサザエさんに、フネさんは前もって味噌に漬けておいた魚を焼いて夕飯の献立にしてみせる。おかげでなんとか事なきを得たわけだが、「間に合わせの達人」もフネさんの準備には敵わないことがよくわかったエピソードであった。
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