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UPDATE|2023/09/22

令和のポップシーンを担う新世代ミュージシャン4組、音田雅則、AYANE、春野、Uilou

春野「Paris feat. YELLOW黃宣」、AYANE「#Twenty」、音田雅則「fake face dance music」、Uilou「ヒミツ」

令和になってから、日本のポップシーンの構造は大きく変化した。TikTokで曲がバズってスターダムを駆け上がったり、Spotifyをはじめとした音楽ストリーミングサービスで再生数やリスナー数が一気に伸びたりなど、アーティストが世に出るまでのルートが多様化している。インターネット上で楽曲を広めるチャンスが増えているため、YOASOBIや藤井風のように、世界的に人気を獲得するアーティストもますます増えてくるだろう。今回は、令和のポップシーンを担う新世代のミュージシャン4組に注目してみたい。

1組目は、シンガーソングライターの音田雅則(おとだまさのり)。2023年7月にリリースした楽曲「fake face dance music」のリリックビデオは公開から2ヶ月で1,000万再生を突破するなど、大きな話題を読んでいる。

本作はダンサブルでキャッチーな楽曲だ。4つ打ちのドラムパターンとギターの音が印象的なトラックに、クールで力の抜けたボーカルが乗っている。まさに“令和ポップ”と言えるようなメロディ感で、中毒性の高いサウンドに仕上がっている。

音田雅則の音楽は、imaseやなとりと近いものがある。打ち込みと生音を融合させたダンサブルなトラックに、脱力感のある男性ボーカルを乗せる。全体的にお洒落な雰囲気であり、そういったアプローチが多くのリスナーの心を掴んでいるのではないだろうか。

2組目は、シンガーソングライターのAYANE(あやね)。TikTokを中心にバイラルヒット曲を生み出しており、楽曲「bye bye」のリリックビデオはYouTubeで190万再生を超えるなど、次世代の女性シンガーとして注目されている。

AYANEの特徴は、キャッチーでメロディアスな歌だ。一度聴いたら耳から離れず、思わず口ずさみたくなってしまう。叙情的な歌い回しでありながら、クールさも兼ね備えている。そんな彼女に憧憬の念を抱く若者も多いだろう。

また、AYANEの楽曲には恋愛を題材としたものが多い。歌詞ではリアルな心情を綴っており、共感しやすいストレートな表現が魅力的だ。恋愛ソングのトップランナーとして、一世を風靡する可能性を秘めている。


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