一般的に、各芸能事務所の練習生として長い下積み期間を経てからデビューすることの多いK-POPアイドル。そのため、歌とダンスのレベルが高いことは当たり前で、その上で抜群のビジュアルやキャラクター性、歌の表現力などが必要となっている。
そのような中、実力でいえばNiziuも引けを取らないだろう。デビューから3年間で培ってきた彼女たちのスキルやチームワークはなかなかのものだ。Niziuの日本最新曲『COCONUT』のDance Practice映像(カメラを正面に固定し、練習室で撮影したもの。細かいダンスやフォーメーションなど、パフォーマンスの全体を見られる)では、指先や足の角度まで揃った高いシンクロ率のパフォーマンスが披露されている。
ライブでは生歌でパフォーマンスをしており、デビュー時から歌に定評のあったメンバーの歌声が素晴らしいのはもちろん、デビュー当時は酷評されることもあったアヤカの確かな成長も見受けられる。また、10月10日に配信されたKBS KpopのYouTube番組『リムジンサービス』では、メンバーのミイヒが透明感のある歌声を披露し、日本語だけでなく韓国語や英語でも賞賛のコメントが寄せられていた。
メンバーそれぞれ個性があり、人気の偏りがほとんどないところもNiziuの強みであり、K-POPアイドルとして成功するためには必要な要素が揃っているといえる。
デビューからの3年で培った高いパフォーマンス力とチームワーク、メンバーの個性と可愛らしさ、始めからレベルの高い韓国のアイドルにはない、成長を感じられる楽しさ。そこに数々のアイドルグループをプロデュースしてきたJYPエンターテインメントのプロデュース力が組み合わさることで、K-POPの世界でも十分な人気を獲得してくれるはずだ。
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