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UPDATE|2023/10/24

ミス週刊少年マガジン・夏目綾「“マンガ雑誌に載りたい”がグラビアの一番の目的だった」

夏目綾 撮影/関根いおん



──歌もダンスも未経験ですよね。

夏目 そうですね。でもメンバー7人中5人が初心者で、同じ年の子も多かったので、みんな一緒のスタートでという感覚でした。もちろん大変さはあったんですけど、何も知らなかったがゆえにつらいと思う暇もなかったというか。アイドル活動のために上京して一人暮らしも同時に始まったので無我夢中でした。友達とも家族とも違うメンバーという存在ができたのがうれしかったですし、今まで出会えなかったような人たちと出会えて、一気に世界が広がりました。

──1つ目のグループは2018年2月に解散しますが、同年4月に解散メンバー3人で2つ目のグループを結成。さらに『週刊ヤングジャンプ』主催の「サキドルエースSURVIVAL SEASON9」に参加します。

夏目 お父さんがマンガ好きで、『週刊少年ジャンプ』と『月刊マガジン』を毎号買っていたので、私も文字が読めるようになるぐらいから少年マンガを愛読していました。好きな作品は野球マンガの『Mr.FULLSWING』と『打撃王 凛』、アメフトマンガの『アイシールド21』も好きですし、中高とテニスをやっていたので、『テニスの王子様』も好きです。

なので、グラビアがやりたいというよりは、マンガ雑誌に載りたいというのが一番の目的でした(笑)。

──グラビアに抵抗感はなかったんですか?

夏目 私自身はグラビアをやることが大きな出来事と思っていなくて、憧れの雑誌に載れるのがうれしい一心だったんですけど、ファンの方はビックリしていて、「大丈夫? 自分の意志?」って心配してくれました(笑)。

──2019年4月には「ミスSNS 2019」ファイナリストになりますが、同年6月で2つ目のグループは解散します。

夏目 私は解散したくなくて、何とか違う道を探したかったんですけど、メンバーの1人は学業に集中したい、もう1人は「この3人じゃなくなるんだったら解散したい」という意見で。そうなると私には引き止める術がなかったので、解散することになりました。

──その時点で、またアイドルグループをやりたい気持ちはあったんですか?

夏目 前のグループからずっと一緒にやっていたメンバーだったので、また新しいアイドルグループに入ったとして、それまでと同じぐらいの信頼関係を築けるかと考えたら難しいだろうなと思って、またやる気はなかったです。グラビア活動は継続していたので、芸能界引退という選択肢はなかったんですけど、ソロのお仕事がなかったら、そのまま辞めていた可能性もありました。

(取材・文/猪口貴裕)
CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/関根いおん


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