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UPDATE|2023/11/03

高橋愛、映画『おしょりん』で発見した地元 福井の新たな魅力「近い距離でいてくれるのが嬉しい」

高橋愛 撮影/荻原大志

2011年までモーニング娘。のメンバーとして活動し、現在は女優やモデルとして活躍している高橋愛。11月3日には、地元・福井を舞台にした出演映画『おしょりん』が公開される。今回は映画の撮影を通して見えた福井の魅力や撮影秘話を聞いた。

【写真】地元の良さを語る、高橋愛の撮りおろしカット【10点】

──まず福井県を舞台にした映画というオファーがあったときは、どう思われましたか?

高橋 オファーがあったこと自体はもちろんですけど、福井で映画を作ってくれることに対して県民としての喜びが先にありました。地元福井が世界に誇る「眼鏡」づくりが題材でしたしとても嬉しかったです。

どうして福井の眼鏡が有名なのかというストーリーを分かって使っている人は少ないと思うし、正直私も分かっていなかったんですよ。それがちょっと恥ずかしくなるくらい、すごく素晴らしいストーリーで! 苦労や失敗も描かれているし、福井のよさや人間味も感じられるし、さらに監督もおっしゃっていた今なくなりつつある日本人のよさもギュッと詰まっていて。

──撮影も福井で行われていますが、ご覧になって印象的な場所はありますか?

高橋 主演の(北乃)きいちゃん演じるむめと森崎ウィンさん演じる幸八が川辺でじゃれているシーンがあるんですけど、そこがとてもキレイな景色だったので行ってみたいなと思いました。

──福井県民でも知らない場所が出てくるんですね。

高橋 いや、知らない場所ばっかりですよ(笑)! 私が住んでいたのは福井市のほうなので、今回はまだ行ったことがないところに行かせてもらいました。撮影の時に宿泊したホテルの方がメッセージを書いてくれたりして、いろんな人が応援してくれているのも感じましたね。

──地元でお仕事があると、そういったメッセージをもらったり、声をかけられたりすることも多いですか?

高橋 そうですね。私って「高橋愛ちゃん」「高橋愛」とフルネームで呼ばれることが多いんですけど、福井に帰るとみんな「愛ちゃん」と老若男女問わず言ってくれるんです。「あれ?知り合いだっけ?」「ちっちゃいときにお世話になりましたっけ?」と勘違いするときもあるくらい(笑)。でもそうして近い距離でいてくれるのが嬉しいなと思います。

──現場の雰囲気はいかがでしたか?

高橋 撮影には途中から入らせていただいたんですけど、きいちゃんが作る空気感がすごくよくて。森崎さんもノリがいい方なので、2人のやり取りが面白くて周りがそれを見て笑うという、いい空気が流れていましたね。でもスタートがかかると瞬時にその役になるという切り替えがすごかったので、参加した子役の子たちはそういう姿を近くで見てすごく勉強になったんじゃないかなと思います。

みんなで作っているという感じもすごくよくて、地元の方が出演してくださっている温度感もほっこりしました。あと福井出身の津田(寛治)さんがすごく面白くて! 演じることを心からを楽しんでいらっしゃって素晴らしいなと思いました。

あとは私の娘を演じてくれた子も、オーディションで受かった福井の子なんです。本当に演技がナチュラルでテストからクオリティが高くて、大人たちが驚いていましたね。

CREDIT

取材・文/東海林その子 撮影/荻原大志


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