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UPDATE|2023/12/05

『時をかけるな、恋人たち』第8話 23世紀のキスと、唇を重ねる2013年のキスがエモすぎる

『時をかけるな、恋人たち』(カンテレ/フジテレビ系)



10年前の2013年にタイムトラベルした廻と翔の前に現れたのは、何と広瀬(西垣匠)。恋心を抱いていた会社の先輩がタイムトラベルしてしまったことを知り、時空を超えてやってきたのだ。ラストでは婚約者である広瀬を追いかけて、若葉(田中真琴)もキックボード型タイムマシンでやってくるのだが、あまりにも一般ピーポーがカジュアルにタイムトラベルしすぎじゃありませんか?タイムパトロール隊がグズグズすぎて、ちょっと心配になってしまう。

結局違法トラベラーは広瀬で、しかも翔でもあったという、<全ては歴史に組み込まれていた展開>。マリトッツォだの、ワイヤレス・イヤホンだの、「レベチ・ワンチャン・リアコ・あたおか」といった新語だの、これらも全て未来から輸入されて開発に至ったという、前回以上に頭が破裂しそうなタイムパラドックスなお話。

それでいて、廻と翔がおでことおでこをくっつける23世紀のキス、唇を重ねる2013年のキス(リアコじゃん!)をして、さらにそれを未来から来た2人が見守るというエモい展開があるのも憎い。理屈一辺倒なお話になりそうになると、キュンキュンする場面を抜かりなくインサートしてくるあたりが、さすが上田誠である。

引き続き、第9話以降の<恋の超展開>に超期待であります!

【あわせて読む】『時をかけるな、恋人たち』 廻の20年前へのタイムトラベルが生んだ『ドラえもん』的パラドックス
AUTHOR

竹島 ルイ


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