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UPDATE|2023/12/28

『紅白歌合戦』落選からの返り咲き…女性アイドル界のジンクスを覆した“櫻坂46”の凄さ

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今年の大晦日に放送される『第74回NHK紅白歌合戦』の出演者リストを見てみると、櫻坂46の名前が確認できる。多くの人々にとっては何でもないことのように思えるかもしれないが、実は彼女たちの出場は、ある意味では“奇跡”と言っても過言ではない。

【関連写真】『櫻坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』ライブ写真【40点】

というのも、これまで『紅白』に出た歴代の女性アイドルグループにおいて、一度連続出場が途絶えて再び起用されたケースはほとんどないからだ。

例えばモーニング娘。は1998年に『紅白』に初出演し、2007年まで10回連続出場を果たしていたが、それ以降はぱったり出なくなってしまった。ももいろクローバーZも2012年、2013年、2014年と出場したものの、その後は選出されていない。

例外があるとすればAKB48くらいで、2007年に『会いたかった』を引っ提げて『紅白』デビュー。その後1年空けて2009年に再び『紅白』に登場し、この年から11年連続で出場している。恐らく『会いたかった』でメジャーデビューしてから、本格的に人気が出始めたのが2009年あたりからなので、このような形に至ったのだろう。しかしそんなAKB48も、2019年を最後にすっかり出演しなくなった。

こういった経緯もあり、いつしかファンの間で「女性のアイドルグループは『紅白』に一度落選したら再出演するのが難しい」というジンクスが広がっていたのだが、それを見事に打ち破いてみせたのが櫻坂46。彼女たちは昨年の『紅白』で一度落選を経験していながら、今回再び出場の切符を掴んでいる。

過去の前例を踏まえると、これはなかなかすごいことではないだろうか。思い返せば今年の櫻坂46の活躍は、『紅白』再出場という偉業にも納得せざるを得ないほど目覚ましいものだった。


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