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UPDATE|2024/01/12

元空港勤務の“あざとかわいい”レースクイーン・佐々木萌香「漫画誌を一通り表紙ジャックしたい」

佐々木萌香 撮影/荻原大志



このウィッグ事件は、あっという間に羽田スタッフの間で広まっていく。グランドスタッフ文化には、上司を“ママ”、部下を“子供”と呼ぶ習慣があるという。ママは「うちの子供が、またやらかしちゃってさぁ」などと吹聴して回ることが多いのだ。さながら空港版『スチュワーデス物語』といったところか。

「どんなに華やかに見える世界も、結局、仕事である以上は厳しいのが当たり前じゃないですか。振り返ってみると私も学生気分が抜けていないところがあったので、最初にスパルタで鍛えられてよかったと思いますね。当時はつらかった話も今なら笑い飛ばせるし、こうして話のネタにもできますし(笑)。今はまったく違う業種のお仕事をしていますが、あの頃の経験が活かされているなと感じることも多いです」

佐々木がレースクイーンに”転職“したのは2019年のことだった。そこからは目覚ましい活躍を続けることになる。「サンケイスポーツ レースクイーンAWARD2021」では準グランプリを受賞。「記者・編集者が選ぶグラドルアワード2022」ではMVPを受賞。「あざとかわいいレースクイーン」としてまさに頂点を極めつつあったが、ここに来て再びキャリアの転換期を迎えつつあるようだ。

「今まであまり表で言ってこなかったんですけど、実はレースクイーンの世界から徐々に軸足を移してしていこうかと考えています。理由としては、もっとお仕事の幅を広げていきたいというのが一番。レース関連の世界では4つのカテゴリーを経験させていただき、ほとんど毎週末サーキットに出ていました。本当に素晴らしい思い出しかないし、この4年間はすべてが宝物です。

でも、“レースクイーン以外の佐々木萌香”としての可能性も探していきたい気持ちがあって。たとえば企業のイメージガールとか、一日警察署長とかも興味がありますし、お年寄りから子供まで興味を持っていただけるような存在になりたいんです」

サーキットを離れても、グラビア活動は引き続き積極的に行っていく予定だ。初のカレンダーは「B3の巨大サイズですごい迫力」とファンからも大好評。24年1月20日には、自身のトレーディングカード発売イベントでファンとのカラオケオフ会も開催するという。「スピッツの『チェリー』とか、少し懐かしめの曲をデュエットするつもり」と本人も目を輝かせる。

「去年は漫画誌の表紙を2回やらせていただきましたが、今年は各漫画誌を一通り表紙ジャックしたいですね。あとは写真集やグラビアでも、自分の考えた衣装や小物を使った可愛い企画にも挑戦したいな。可愛い写真や女の子が好きなので、いろんなアイディアが浮かんでくるんですよ。いずれにせよ、夢はまだまだ広がるばかりなので、ここからも全力で駆け抜けていきたいです!」

(取材・文/小野田衛)
AUTHOR

小野田 衛

CREDIT

撮影/荻原大志


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