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UPDATE|2023/12/26

会えるAIグラドル・パピコ、1st写真集で「下着が変わるとファッションも変わることに気づいた」

1st写真集『a/i/o』(KADOKAWA)を発売したパピコ


「なぜ紙の写真集を出したいのかはお伝えしたんですが、私にとっては初めてのことなので、こういう内容にしたいという具体的なことは言いませんでした。というのも自分では盛れているなって思う写真と、見た人が“いいね”をしたくなるような写真って全く違うんです。だから写真集は、その道のプロにお任せしようというのが、事務所の社長とも一致した意見でした。

ただ私は『ヤングアニマル』さんがグラビアデビューなので、フレッシュで可愛らしいグラビアが多かったんです。今後はグラビアだけじゃなくて、女優を始めとして、いろんなパピコを見せていきたい。だから編集部の方とお話を進めていく中で、笑顔が中心ではなく、あえてアンニュイな表情で、エモさを感じさせるような方向性で作りたいとお伝えしました」

撮影を担当したカメラマンの藤本和典氏とは初顔合わせだったが、そうとは思えないほどコミュニケーションは円滑に進んだ。

「そんなにグラビアの経験が豊富な訳ではないですけど、撮り方はカメラマンさんによって違うので、私にとって一番大切なのは、どれだけ自分を綺麗に撮ってくれるかよりも、いかに私のテンションを高めてくれるか。そういう意味で、藤本さんとは相性が良くて。撮影以外の時間もずっと喋っていました。

密にコミュニケーションを取っていたからこそ、いざ撮りますってなったときも自然な表情が出しやすかったです。いつも楽しくて、納得のいく撮影で、仕上がりも100点中120点だと思っています。スタイリストさん、ヘアメイクさん、編集者さんとスタッフさん全員が温かくて、アットホームな雰囲気で、撮影が終わってしまうのが本当に寂しかったです。それぐらい関係性が深くなって、チームワークが良かったからこそできた写真集です」

撮影は9月に都内、10月に静岡と二回に分けて、別のロケーションで行われた。前者は従来のイメージを活かして、東京の街並みにパピコが人形のように佇み、後者は秘境の温泉などで素顔のパピコがありのまま、リアルな姿を垣間見せる。

「前半のパピコと後半のパピコは別人。もちろん私は私なんですけど、表情が全く違います。衣装やメイクなどでも表情やテンションは変わりますが、時間を空けて、ロケーションも変えたことで、意識せずとも自然と違うパピコになることができました。よく見ないと分からないんですけど、前半はお人形さんのように、後半は人間味のある感じにと、衣装に合わせて、髪型、髪色、まつ毛のカールなども自分で変えたんです」

スタイリストが用意した、細部までこだわった衣装の数々からも多大なインスパイアを受けた。

「それまで下着って肌触りとか、胸とお尻の形が綺麗に見えて盛れるとか、タイトな服を着たときに映えるとか、そういう基準で選んでいたので、そこまでお金をかけることはなかったんです。でも今回の写真集で用意していただいた下着は、着心地やデザインはもちろん、縫製もしっかりしていて、衝撃を受けました。

あまりにも好きすぎて、同じブランドを探しまくって、プライベートでも購入したぐらい。下着だけじゃなく、水着、ジャケットも買って、水着は写真集の特典会で着させていただきました。これを機に、美容だけじゃなくて、見えないところにも自己投資しようと意識が変わりました。下着が変わると、洋服もいいものを着たいなと、ファッションも変化しました」
AUTHOR

猪口 貴裕


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