FOLLOW US

UPDATE|2024/01/05

『ブギウギ』スズ子とりつ子、それぞれが魂を震わせ歌声を届ける「歌って、凄いものなんだな」

鹿児島・海軍基地にて。少年兵から声が上がり「別れのブルース」を唄う茨田りつ子(菊池凛子)  写真◎NHK

趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第66回が5日(金)に放送され、スズ子(趣里)は「大空の弟」、茨田りつ子(菊地凛子)は「別れのブルース」を披露。それぞれの思いが込められた歌唱シーンに、反響が寄せられた。

【写真】「大空の弟」を歌うスズ子、ほか『ブギウギ』第66回場面カット【5点】

鹿児島を訪れているりつ子は、特攻隊員たちを前にステージに立った。聴きたい曲を募ると、一人の特攻隊員が「別れのブルース」が聴きたいと手を挙げる。他の隊員たちも次々に「別れのブルース」をリクエストし、りつ子は神妙な表情を浮かべながらも「別れのブルース」を歌唱。歌唱後、隊員たちが「勇気づけられました」「もう、思い残すことはありません」と感謝を述べると、りつ子は黙って舞台袖に駆け込み嗚咽を漏らしたのだった。

富山に慰問に来ているスズ子は、女中・静江(曽我廼家いろは)の戦死した夫への思いを聞き、この人のためにも歌わなければいけないとステージに立つ。スズ子が公演の最後の曲に選んだのは「大空の弟」。静江も、娘の幸とスズ子のステージを見守る。スズ子は、「皆さんも、大切な人のことを思って聞いてください」と、六郎からの手紙を手に「大空の弟」歌いだした。

スズ子の歌う姿を見ながら、静江は夫からの手紙を取り出し涙をこぼす。スズ子の強く真っ直ぐな歌声は、凝り固まっていた人々の心を動かした。静江は「今日の歌、素敵でした」と初めて柔らかな笑みを浮かべ、スズ子も目に涙を溜めながら「ほんなら、歌おてよかった」と微笑み返したのだった。

SNSでは「別れのブルースで号泣」「歌ってこんなに心を震わせるものなんだなぁ」「見事な演出だった」「りつ子様が泣き崩れたのが…私も涙が止まらんかった」など反響が集まり、#特攻隊員 #大空の弟などがトレンド入り。スズ子とりつ子、二人の魂の叫びに朝から涙する視聴者が続出していた。

【あわせて読む】『金八先生』から朝ドラ『ブギウギ』主演まで…新時代の演技派女優・趣里のキャリアを辿る

RECOMMENDED おすすめの記事