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UPDATE|2024/01/10

『ブギウギ』茨田りつ子が『別れのブルース』をフル歌唱「淡谷のり子さんが乗り移ったかのよう」

日帝劇場・舞台にて。強い思いで「別れのブルース」を唄い上げた茨田りつ子(菊池凛子)。  写真◎NHK

趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第69回が10日(水)に放送され、茨田りつ子(菊地凛子)が「別れのブルース」をフル歌唱。感情を揺さぶる歌声に「まるで淡谷のり子さんが乗り移ったかのよう」「素晴らしい歌唱に泣かされる」と視聴者から感動の声が集まった。

【写真】りつ子と話すスズ子、ほか『ブギウギ』第69回場面カット【5点】

公演が再開することになったものの、スズ子は「お客さん、前みたいに楽しんでくれるやろか」と久しぶりのステージに不安と緊張が隠せない。愛助(水上恒司)が「福来スズ子の歌には力がある」と背中を押すと、スズ子は安心したような表情を見せた。

いよいよ公演本番の日。スズ子は、楽屋でりつ子と再会する。りつ子は以前よりも表情が暗く、やつれたように見えた。そしてあの日、慰問先で特攻隊員たちに歌ったときのことをスズ子に話し「私の歌に背中を押されて、あの子たちは死んでいったかもしれない」「歌は、人を生かすために歌うものでしょ」と、強い悔しさを滲ませた。

その後、ステージに現れたりつ子を見てスズ子は驚いた。りつ子は、いつも下ろしていた前髪を上げていたのだ。普段よりも表情がよく見え、りつ子が全身で観客に何かを伝えようとしているのが分かる。「別れのブルース」に乗せられて、りつ子の怒りや悲しみ、悔しさの感情が会場を支配していった。

また、これまで腕を組みながら歌うスタイルを貫いてきたりつ子が、2番からはスタンドマイクをギュッと握って歌いだす。りつ子の歌声に、観客はもちろんスズ子も涙をこらえきれない。歌い終わったりつ子はどこかスッキリとした表情で、舞台袖のスズ子に「みんな待ってるわよ」と微笑みながら声をかけた。

「別れのブルース」をフルで歌い切ったりつ子の姿に、SNSでは「菊地凛子さんのプロフェッショナルな姿が圧巻だった」「りつ子の歌声にしばらく泣きながら浸った」「まるで淡谷のり子さんが乗り移ったかのような歌唱」と感動の声が多く寄せられ、#菊地凛子さん がトレンド入りとなった。

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