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UPDATE|2024/02/02

『ブギウギ』愛助の死に呆然のスズ子、「辛いことがあったら歌ってください」最後の手紙に視聴者号泣

村山医院・スズ子の病室にて。愛助からの手紙を読む福来スズ子(趣里)。 写真◎NHK

趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第86回が2日(金)に放送された。スズ子(趣里)は愛助(水上恒司)の死を知り、呆然。15分という短い時間の中で、スズ子の心情の変化が丁寧に描かれた。

【写真】愛おしそうに我が子を抱くスズ子、ほか『ブギウギ』第86回場面カット【5点】

スズ子が女の子を出産してから2日。羽鳥夫妻が見舞いに駆けつけ束の間の幸せな時間を過ごしていたが、スズ子はまだ、愛助が亡くなったことを知らずにいた。山下(近藤芳正)と坂口(黒田有)の様子がおかしいと気づいたスズ子は、軽い調子で「まさか、愛助さん悪なってないやろな!」と二人に問いかける。

山下は覚悟を決め「ぼんは、亡くなりました」とスズ子に伝える。スズ子の目からはみるみる光が消え、窓の外をぼおっと眺めたまま動けなくなってしまった。夜が明けてもベッドから動けないスズ子の元に、矢崎(三浦誠己)がやって来る。矢崎は、愛助がスズ子のために貯めていた預金通帳と、最後に書いた手紙を持ってきていた。

愛助からの手紙には、伊豆で撮った幸せそうな二人の写真が入っていた。「スズ子さんに出会えて本当に幸せやった」「女の子やったら、名前は愛子にしてください」「辛いことがあったら歌ってください」スズ子と子どもへの愛が一文字一文字に込められた、愛助からの最後の手紙。スズ子は気力を取り戻し、「お母ちゃんな、あんたと一緒に生きるで」と、愛助との愛の結晶を強く抱きしめた。

縁側に座るスズ子と愛助。愛助の腕には愛子が抱かれ、スズ子は「ラッパと娘」を優しく優しく口ずさむ。シャボン玉が舞い、家族3人で空を見上げる。スズ子が思い描いていた”家族”の姿は、スズ子の夢の中で叶えられたのだった。

視聴者からは「号泣やん」「産まれて来た赤ちゃん、生きる希望になることでしょう」「たとえ夢の中でも愛助さんが愛子を抱くことができて本当によかった」「スズ子と愛助の夢は視聴者の夢でもあった」と、沢山の声が寄せられた。また、これからのスズ子のステージを楽しみにしているという声も多く集まっていた。

来週は第19週「東京ブギウギ」が放送される。予告には、スズ子の父・梅吉(柳葉敏郎)の姿もあり「お父ちゃん生きてたんかー!」と視聴者の期待も高まっている。

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