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UPDATE|2024/03/01

3億再生の“国民的彼女”上田操、一番つらかったフリー転身直後「正直『詰んだな』と思った」

上田操 撮影/田中健児

2018年にマッチングアプリの広告モデルを務めて一躍注目を浴び、グラビア界に進出した俳優の上田操。その後も舞台やドラマを中心に活躍する一方で、学生時代から夢だった声優業にも進出、2月9日にはファースト写真集『ふたりだけ』(双葉社)も発売した。フリーランスでありながら、着実にフィールドを広げている彼女の軌跡を追う。

【写真】1st写真集を発売したばかりの上田操の撮りおろしカット【10点】

上田は、小学1年生から『りぼん』と『ちゃお』を定期購読、徐々に『BLEACH』を始めとした少年マンガに惹かれるようにもなり、小学5年生から『週刊少年ジャンプ』を愛読するような、マンガとアニメが好きな子だったという。もともと絵を描くのが好きだったこともあり、中学・高校は美術部に所属しマンガ家を夢見るようになる一方で、声優にも憧れるようになっていった。

「ちっちゃい男の子や中性的な男の子の役をやっていらっしゃる声優さんを好きになることが多くて、中でも朴路美さんは憧れの存在でした。中井和哉さんや鈴木達央さんの声も大好きで、みなさんをきっかけにお芝居というものに興味を持ち始めました。

中学生のときに30校ぐらい声優系の学校の資料請求をしたんですけど、結局勇気が出なくて行動には移せずじまい。かといって資料を捨てることもできずに、本棚の肥やしにしていました」

人見知りで、人前に出るのは苦手。小学生から始めたピアノは6年間続けたが、人前に出たくないという理由で一度も発表会に出なかった。

「ピアノの先生に『発表会に出るぐらいなら辞めます』って言うぐらい意固地でした(笑)。でもどういうわけか小学3年生と6年生のときに学芸会で主役をやっているんです。しかも自分から立候補して。主役をできるチャンスがあるのに、自分には無理だとチャレンジしない選択はないなと思ったんですよね。

発表会すら嫌いなのに、学芸会の主役をやりたいという矛盾が自分でも不思議だったんですけど、今考えてみれば何かを演じるお仕事への憧れだったのかもしれません」

AUTHOR

猪口 貴裕

CREDIT

撮影/田中健児


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