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UPDATE|2024/05/14

『パーセント』山中崇のインタビューが到着「今までなかった道に踏み込んでいるドラマ」

山中崇 写真◎NHK

伊藤万理華主演の土曜ドラマ『パーセント』(NHK総合・BSP4K)が、5月11日(土)より放送開始された。今回、植草秀樹を演じる山中崇のインタビューが到着した。

【写真】伊藤万理華演じる主人公の上司・植草秀樹を演じる山中崇【3点】

山中演じる植草秀樹は、「Pテレ」ドラマ班のチーフ・プロデューサー。吉澤未来(伊藤万理華)の上司となる。障害のある親族がおり、未来の企画が当事者を傷つけないか、厳しい視線を向ける。

今回、植草秀樹を演じる山中崇のインタビューが到着した。

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――『パーセント』に出演することが決まったときのお気持ちは?

山中 僕はこのようなテーマを題材にしたドラマに参加したことがなかったので、良い機会をいただけたと思っています。僕自身が年齢的にもそういうポジションに置かれる存在なので、植草は、中間管理職という立場で、これから育っていく若い世代が、いずれ自転車を一人で漕ぎ出せるための「補助輪」のような役割であろうと思っています。

――植草を演じるうえで心掛けていることや役のみどころを教えてください。

山中 植草は悩み続けている人です。モノづくりに貢献しているけど、そこまで日の目を見ないような、縁の下の力持ちのような人だから、上手くバランスを取ることを考えていると思います。でもこのドラマに参加することで、植草自身も学んだことは大きいと思います。

僕が描く植草像としては、自分の企画ではない若い世代の企画をどう作品として成立させるかということを進めていて、その中で、障害者を扱うドラマに関わることで、「そもそもドラマってどういうものなんだろう、何のためにあるんだろう」と考えて、この企画に携われたからこそ出会えたことがいっぱいあると思うんです。考え続けることが大事というか、そこを辞めちゃったら終わるんだろうなと、改めて感じました。

あと関西のことばは、僕自身一番難しい言葉だと思ってます。過去にも(関西ことばの役を)演じたことはあるんですが、「聞いた瞬間に、ネイティブじゃないのがわかるよ」とか言われてきていたので、でもせっかく言葉を使わせてもらっているので、敬意を払って演じていきたいと思います。


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