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UPDATE|2024/07/01

僕が見たかった青空・結成1周年波乱の成長記「100人いるかいないか」の会場から逆襲のリベンジ

僕が見たかった青空



盤石の態勢でデビューしたにもかかわらず、ファンがついてこなかった。メンバーたちはこれ以上ない不安に襲われた。その不安は、日本レコード大賞新人賞を獲得しても晴れることはなかった。

100人いるかいないか――。関係者によれば、集まったファンは2桁だったという。これでは乃木坂46の公式ライバルだなんて名乗れない。あちらは東京ドームを余裕で埋めることができるモンスターグループだ。

今は足元を固めるしかない。メンバーもスタッフもそう感じたはず。僕青は地道に活動していくしかなかった。

そうはいっても、ファン以外の層に訴求する手を打たなくてはいけない。年明けに発売された2ndシングル『卒業まで』の期間、僕青は「卒業までにっき」という動画をTikTokに上げ続けた。アイドルグループであることを隠して、高校を卒業する直前の高3の日常を切り取った動画は、若い世代に届いた。951万回再生された動画もある。それが功を奏してか、今年に入ってから10代後半から20代前半の女性ファンが会場に駆けつけるようになった。

その他のメディア露出なども相まって、ファンは着実に増えてきた。「100人いるかいないか」だった会場が、200人規模→400人規模→800人規模と倍々ゲームで箱が大きくなってきた。そして、1周年ライブでは2000人に到達した。

8月30日、僕青はリベンジマッチに打って出る。東京・豊洲PITでイベントを開催するのだ。この豊洲PITこそ「100人いるかいないか」の会場だ。スタンディング時は約3100人。この過去最大の会場を埋めることができたら、青空が見えてくるだろう。逆襲はこれから始まる。

【あわせて読む】僕青 八木仁愛×伊藤ゆず×杉浦英恋、初の選抜を語る「発表のときは頭が追いつかなかった」
AUTHOR

犬飼 華


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