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UPDATE|2020/03/07

豆柴の大群P・クロちゃん「プロデューサーとしての僕に強みは1人のオタクであること」

クロちゃん

バラエティ番組ではドッキリをかけまくられ、ネットではなにかと炎上……と今一番バズってる芸人クロちゃんが、大好きな「アイドル文化」についてお題に沿って語ります。今回のテーマは前回に引き続き「豆柴の大群」。プロデューサー帰還が決定する直前(2月14日)に語った、プロデュースにかける熱い思いとは。

まずは、「豆柴の大群」についてざっくりとおさらい。『水曜日のダウンタウン』(TBS系列)で、クロちゃんをプロデューサーとするアイドルグループ結成プロジェクト「MONSTER IDOL」が始まったのは昨年11月のこと。ところが、メンバー決定後に「豆柴の大群」と名づけられたグループが発売した1stシングル『りスタート』の売り上げで競う視聴者投票において、クロちゃんプロデューサーの解任が決定。今回それに引き続き、MV再生回数で対決をし、今後のかかわり方を決めるという企画が発生。結果としてはクロちゃんの勝利となり、アドバイザーとしてグループに関わることになるのだが、下記はその決定前に行われた取材で語った、クロちゃんの偽りのないプロデューサー職に対する本音だ。

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まず最初に言っておきたいのは、豆柴の大群に関しては先のことは本当に何1つ決まっていないんですよ。この取材は2月14日のバレンタインデーなんですけど、僕が手掛けた『ろけっとすたーと』とWACK主導の『大丈夫サンライズ』MV再生回数バトルも結果は当然分からない。そもそも憎くもない渡辺淳之介さん、松隈ケンタさんとなぜ戦わなくてはいけないのかという疑問は僕の中でもありましたし。ただ、この勝負を制さなくては豆柴の大群に関われない以上、本気で相手を潰すしかないですよね。

僕のアイドル美学とWACK流のアプローチって真逆なんです。アイドル観が違う。そのことは最初に渡辺さんにお会いしたとき、ご本人にも伝えました。「正直、僕はWACKさんが苦手です」ってね。

要するに僕はAKB48からはじまって、スパガ(SUPER☆GiRLS)やふわふわを応援してきた人間。可愛らしい衣装のブリブリ系王道アイドルに目がないんです。それに対してWACKは曲もロック系だし、衣装も黒をベースにクールに決める感じじゃないですか。このバトルはイデオロギー闘争でもあるんですよ。

WACK流か? クロちゃん流か? この論争のキモになるのは、テレビが介在したことだと思います。テレビ視聴者というのは必ずしもアイドルに詳しい層ばかりではない。それまで僕がメンバーを天使的に飾っていたのに、WACKが急に悪魔的な演出をしたものだから、一種のアレルギー反応を起こしてしまったんです。これは渡辺さんにとっても計算外のことだったはずですよ。WACKというのはBiSHが急に売れたわけではなくて、紆余曲折があったわけじゃないですか。トライ&エラーを繰り返した末の“勝利の方程式”を豆柴の大群に投入したつもりなのに、それがお茶の間には通用しなかった。逆にテレビが関わっていなかったら、僕はボロ負けしている可能性が高いです。

プロデューサーとしての僕に強みがあるとすれば、それは自分が1人のオタクであることだと思っています。オタクの代表として、このプロジェクトに参加しているつもりですしね。オタクが作ったグループがアイドル界で天下を獲るなんて痛快じゃないですか。もうオタクは運営によって提供されるアイドルを消費するだけの存在ではない。言ってみれば、これはオタクによるアイドル革命なんですよ。だから、これを読んでいるアイドルファンのみなさんに共闘を呼びかけたいです。

CREDIT

取材・文/小野田衛

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