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UPDATE|2020/03/15

安倍首相の実弟、岸信夫議員が語る政治と家族(3)「より地元の声を反映できるのが衆議院議員」

左から井上咲楽、岸信夫 撮影/松山勇樹 



井上 岸さんは2012年に参議院から衆議院に鞍替えされています。それは衆議院では、参議院議員ではできなかったことができるからですか?

岸 衆議院も参議院もね、議員としての区別はありません。たとえば、自民党内で総裁を選ぶとき、参議院議員、衆議院議員はそれぞれ1票ずつ持っています。参議院議員が党内のいろいろな会議に出て意見を述べたとき、それが参議院だからといって蹴られることはないわけです。ただ、その一方で国民の皆さん、選挙区の皆さんへの近さという意味では、衆議院議員が勝っています。参議院議員選挙は基本的に一都道府県で1つの選挙区です。先程も触れたように山口県の場合は参議院選挙区の中に4つの衆議院の選挙区があります。それぞれの選挙区の県民の皆さんとの距離で言うと、やはり衆議院議員選挙のときの方が、はるかに密着度合いが強くなっていくんですね。

井上 それだけ国会で地元の声を反映できるということでしょうか?

岸 そうですね。参議院議員時代よりも、確実に地域の課題について詳しくなりますし、選挙区に暮らす県民の皆さんの意見もよりわかるようになっていきます。地域に密着し、それを国会で代弁していくという意味においては衆議院議員の方がいろいろとやれることがあると言えますね。

(文/佐口賢作)

▽井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年10月2日生まれ、栃木県出身。A型。現在は『アッコにおまかせ』(TBS)などバラエティ番組を中心に活躍。
Twitter:@bling2sakura

▽岸信夫(きし・のぶお)
1959年4月1日生まれ、東京都出身。自由民主党所属の衆議院議員。住友商事を経て2004年の参議院選挙で初当選。2012年に衆議院議員に。外務副大臣などを歴任し、現在は衆議院議院運営委員会筆頭理事。
CREDIT

文/佐口賢作 撮影/松山勇樹


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