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UPDATE|2019/09/07

蓮舫議員「政治家になるより芸能界で生き残る方がリスクが高いと思った」【井上咲楽の政治家インタビュー】

左から井上咲楽、蓮舫 撮影/松山勇樹

「栃木県生まれの眉毛ガール」井上咲楽の政治家対談、今回は、内閣府特命担当大臣や内閣総理大臣補佐官などを歴任してきた蓮舫議員が登場。民主党政権時代の「事業仕分け」が印象深い蓮舫議員の実践する5年思考とは?


井上 今回の参議院選挙(7月21日投開票)を取材する中で蓮舫さんの応援演説を拝見して、どれも聴衆に語りかけるように話されている印象を受けました。徐々に観ている人たちが引き込まれて一体感が生まれ、私も一緒に参加している気持ちになれました。演説をするときに何か意識されていることはありますか?

蓮舫 1人ひとりに考えてもらいたいというのが、一番ですね。例えば、「老後2000万円の問題」でも、一方的に「国会で取り上げられた経緯はこうで、こういう終わり方でした」と話すのは簡単ですが、報告を聞いても自分事にはなりにくいでしょう。だから、「あなたの65歳は何年後ですか?」「そのときに2000万円は本当に必要だと思いますか?」「そんなに貯められますか?」と問いかけて、間を取ります。すると、みんな一旦考えてくれるんです。そこで、「(貯めるのは無理そう)じゃあ、どうしましょうか?」と投げかけ、「私たちの考える年金制度のあり方はですね……」と語り始めると、一体となって話している感覚になれる。私は、演説はそういうものだと思っています。

井上 問いかけた後に一呼吸置くのが大事なんですね。

蓮舫 そう。数字を出し、考えてもらい、自分事として想像してもらった上で、「立憲民主党の答えはこうです」「この候補者はこの部分で仕事ができるんです」と言うと、全部がつながっていくでしょう。

井上 そうですね。

蓮舫 私はわざわざ暑い中、雨の中、立ち止まってくださった人たちの10分、15分をムダにしたくない。だから、私たちの伝えたいことを一緒に噛み砕いてもらい、「どうしたらいいんだろう?」と考える選択肢を示していく。それが私のやり方です。

井上 蓮舫さんは元々タレントとして成功されていたのに、落選も含め、いろんなリスクのある政界へ進むのを選んだのはどうしてですか?

蓮舫 私は18歳のときにクラリオンガール(カーオーディオメーカー・クラリオンのキャンペーンガール)に選ばれて、そこから大学を出るまでにテレビのレギュラー番組を多数持っていたし、大学を出て24歳でワイドショーの司会になり、それから25歳でニュースキャスターになりました。全部やってしまった感があって(笑)。

井上 でも、それだけうまくいっていたのに……なおさら不思議です。

CREDIT

取材・文/佐口賢作 撮影/松山勇樹

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